うさぎ部屋でもイイ音で聴きたいんじゃ!

苦情にビクつきつつマンション賃貸8畳間よりオーディオ・ビジュアルを楽しんでいくブログです。

Fallout3によるAV(オーディオ・ビジュアル)との邂逅:めぐりあい編

こんにちはUSAMARUと申します。

前回はFalloutの紹介(魅力伝えきれず)となりました。

 

usamaru.hatenadiary.jp

 

今回はFallout3をプレイしてAV(オーディオ・ビジュアル)といかにしてめぐりあい宇宙したか、みなさんの嫌いな自分語りをしていきたいと思います。

 

f:id:USAMARU:20180628220026j:plain

私がFallout3をプレイ開始したのが正確な時期は忘れましたが2010年頃だったと思います。なので8年前ぐらいですね。

当時はもう社会人ですがとにかく金が無く贅沢品といえばXBOX360と、仕事が忙しすぎてストレス発散(気がふれて)で買ったONKYOのCD/MDコンポ(確か7万円ぐらいで買った)ぐらいでした。

テレビもブラウン管でスピーカーはテレビ付属を使い、オーディオも興味無いのでコンポのスピーカーでテレビの音を聞く等の知識がまったくありませんでした。

元々ゲーマーだったのでXBOX360はそこそこしていましたが、好きな音楽は仕事が忙しく音楽を聴く気にならずCD/MDコンポは衝動買い後1回か2回使用したぐらいなのでなんて無駄遣いしたんだろうと激しく後悔していました。

 

その頃のゲームといえばFPSファーストパーソンシューティング)のCODが一強時代で、私もCOD MW2を時間があればグレポンプレイ(グレネードランチャーが当時最強だった)かアキンボ突(銃2丁持ちで突撃)プレイしていました。

XBOX360の専門ゲーム雑誌も買ってみていたのですが毎月やたらと評価されているゲームがあり、スゲーRPGだぞとかだれでも殺せるぞとかいろんな物拾えるぞと部屋中ごみで埋め尽くされた画面の記事付きで掲載される等かなりマニアックに解説かつプッシュされていました。

ゲーム名が「Fallout3」で洋ゲーで何でもありというはわかりましたが、グラフィックが当時としてもわずかながら微妙(CODはもう少し繊細でリアリティーがあった。今のクオリティーで見るとアレだが)なのと、エイム(銃で覗き込こむ)ができないということ、あと1番は初めてのマルチプレイCODで経験しシングルプレイに興味がなくっていたこともあり見送っていました。

その後COD MW2も飽きてきてFllout3のBest版の中古を発見したこともあり、まあ安いし試しにプレイしてみますかと購入しました。

 

2009年発売で2010年になっおり最新のゲームに比べたら古いのであまり期待しないでプレイ開始しました。

グラフィックは思っていたよりは悪くなく、細部まで作りこまれた感じなのでおっいいじゃんと思いましたがシステムがよく分からずとまどったのを覚えています。

パラメータを振り分けろと言われても何がどう影響するのか?確か荒野を旅するはずだがよくわからん施設に閉じ込められてパーティーに参加させられるし、なんでBB弾でゴキブリ殺さないといけないんだとか、てかゴキブリでかすぎだよ気持ち悪いなどあまり楽しいとは思えませんでした。

よくわからん言葉もいっぱいでてくるし登場キャラクターは気に食わない、いつまでこの施設で彷徨わんといけないんだ、ツマランなはよゲーム進めやとイライラしながらプレイした記憶があります。女の幼馴染のキャラがいなかったら正直チュートリアル部分でやめてたと思います。

 

その後施設から脱出するまでのストーリーですこしずつ引き込まれ、脱出した時の演出と光景を見て衝撃を受け、なんやかんやと彷徨いながら初めての町に到着した頃には完全に心を鷲掴みされていました。このゲームこそが俺が求めていたゲームなんだと。

そのころ仕事は忙しかったですがそれ以外の時間はほとんどをFallout3のプレイ時間にあて、コントローラーの電池と食料を買いこんでずっとプレイしていました。

今では普通になってきていますが、当時としてはとにかく自由度とボリュームが今までのゲームとは一線を画しており、日本では肩を並べれるゲームはありませんでした。

また、全てのキャラが日本語の吹き替えでスリードッグやレイダー(雑魚キャラ)等の強烈なキャラクターの魅力を引き出し洋ゲー臭さを緩和したのも大きいです。

日本のゲームに比べ粗はあるものの洋ゲーの評判を飛躍的に上げたゲームだと思います。

 

 Fallout3オモジレーと涎を垂らしながらプレイしていますが、どうしても気に食わないところがありました。

ゲーム中の文字が見にくすぎる。

文章が多いので必然的に文字を見る機会が多いので文字が滲んで見えにくい。

見えないかと言われと見えるのですが、違和感バリバリで気になってしょうがないです。

そんな時に液晶テレビHDMI接続という方法だとFallout3の文字が綺麗見えるし、グラフィックも向上するよという内容をネットで知りました。

ええ!あんなに液晶テレビって画質汚いのに文字とグラフィックが綺麗になるの?と正直思いました。

私はブラウン管テレビにコンポジット接続しており古いやり方というのは分かっていましたが、液晶の画質からみてそれほどは変わらんだろうと考えていたのです。

当時はちょうど地デジ化直前の時期でエコポイントが国から国民に支給されてブラウン管テレビからの買い替えを促進(半ば強制)されている頃でした。

私もエコポイントを持っており、使用期限が迫っていたのでとりあえず近くの電気量販店に行ってテレビを確認しようと考えました。

 

ただ、当時の液晶テレビは今では考えられないくらい性能が低く、高いものでも画質が悪くボケボケ、残像が残り色彩表現も悪く見る角度ではまともに見れないようなものばかりで、店頭の物をみてもまともな物を買おうとすると40万円以上のプレミアムクラスでしか満足できないと思いました。しかしそんな金は全く無いです。

あと、まったく個人的な経験ですが私は液晶テレビの生産に関わる仕事をしていたので生産現場の悲惨さと品質を近くで見ておりとても液晶テレビを買う気になれなかったのもありますし、液晶テレビ自体にも興味ありませんでした(仕事であるテレビ関連の事をプライベートで考えたくなかった)。

 

じゃあ、プラズマテレビも確認しようと思いましたがまず全般的に値段が高くブラウン管と同じように焼き付きが発生するということで、あまり足が進まなかったです。

当時は液晶テレビプラズマテレビの戦争状態でしたが価格面で液晶テレビが圧倒しており、その頃からプラズマテレビはかなりの劣勢で、私の行った店も客付きが悪かった記憶があります。(その後液晶テレビの能力が上がり安すいのにそこそこ高画質になって、プラズマテレビが消えたのはみなさんご存知の通りです)

実際にプラズマテレビを見ると非常に解像度が高く色彩が豊かで画質が引き締まり、残像もそんなには無いなと思い同価格帯の液晶テレビとの性能面ではかなりの差を感じました。

ただ、私が見たのはPanasonic製中堅クラスのモデルで42型で約20万円。地デジ化でしぶしぶテレビを買い替える大多数の層には見向きもされない値段でみんな10万円以下の液晶テレビを見ていました。

私も金銭感覚的にはその一人で正直テレビで20万円はねーだろとは思いましたが、この画質なら買い換えたいと思いHDMI接続ができることを確認して買う決心をしました。

結局エコポイントを使って1年分割18万ぐらいでプラズマテレビVIERA 42型(型式忘れた)を購入しました。

 

それからしばらくして家に届き設置しましたがとにかくデカい!というのが第一印象でした。

ブラウン管テレビが確か20型ぐらいだったので42型がめちゃくちゃデカく感じます。なんか王様になった気分でした。

ウヒョーと思いながらさっそくXOB360にHDMI接続しFallout3をプレイしました。

その画質にビックリです。町、人、物全てがはっきりくっきり見えます。今まで俺は何を見ていたんだと思うくらいの違いです。

主目的の文字改善も滲みがなく非常に見やすくなっています。

凄すぎでしょこれと思いつつブラウン管に戻したらどうなるんでと考えてしまい一度元にもどしてみました。

文字は滲んでいるのもありますが、全体的にボケボケになった方が気になってしまいます。

プラズマはテレビはやっぱり凄い、文字もきれいでゲームも捗る、買ってよかったと思いそれから2度とブラウン管テレビを使うことはありませんでした。

(当時はあまり分かっていなかったですが、画素数が720pでHD画質になるだけこのような感想を持ちました。その後フルHD、4Kと進化していきましたがこれほどのインパクトは無かったと思います。)

 

<余談> ___________________________________

それからプラズマテレビを使い続け焼き付きが酷いのを除けば概ね満足し6年ぐらい使いました。

さすがに焼き付きがきつくなったのと、4Kテレビが低価格になりお金の余裕も出てきたので2017年の1月に東芝液晶テレビREGZA Z20Xの57型に買い換えました。

4Kテレビを設置して地デジを見ましたが驚きました。プラズマテレビ凄えってね。

解像度と動画の滑らかさはREGZAのほうがさすがに上ですが、全体的な画質としてはプラズマテレビとあまり変わらないと思いました。

これはゲームや映画を見ても同じ感想でした。

液晶テレビもここまできたかという考えもありますが、画質的にはプラズマテレビは数年先に行っていた事も事実なのでやはりプラズマのポテンシャルはすごいと感じました。

 

プラズマテレビ撤退後は有機ELテレビが出てきておりまだ発展途中ですが、画質面だけだと液晶は超えているのではと思います。

最初にビックカメラで見たLG製有機ELテレビ上位モデルの画質の綺麗さには度肝を抜かされました

その後日本のメーカーもLGのパネルにはなりますが有機ELテレビの開発を進め、一般消費者にギリギリ届かないぐらいの値段まで来ています。

あと少しでプラズマテレビに代わる自発光の高性能テレビがお手頃な値段で手に入れられる時代がくると思うので、テレビ買い替えを考えている方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

有機ELテレビは非常にお勧めです(俺持ってないけど)

______________________________________ 

 

 プラズマテレビでのFallout3は今までとは違う世界を見せてくれます。

それならいっちょスーパーミュータントでも見に行きますかと中国軍アサルトライフルを握りしめ銃をぶっぱなしました。

死ねえと意気揚々と射込みましたがパススススス・・・といままでと違い何とも抜けた発砲音。あれ、もっとパンパン言ってたよなあ、ボリューム低すぎると思い音量上げて今一度射ってみましたが・・・

パススススススゥ!

ホントに音量上がってるだけんけ!

音量上がるのみで中身がまったくありません。

なんだどういうことだと思い途方にくれました。

俺は最新式のプラズマテレビを大枚はたいて買ったのになんだこの仕打ちは、キレイな画面だけじっと見てろと言うのかと怒りさえ覚えてきました。

大体なんでこの2010年代にもなってスペックが下がるようなことがあるんだと思い調べてみると、テレビの薄型化により音響関連の部品スペースが少なくなって、スピーカーも下側につけるしかないのでそれに伴い音質が低下しているという事でした。

 

そんな事を言われても今のままでは全く満足できない。

スーパーミュータントを殺しても爽快感が7割減ぐらいになっていましいた。

何かいい手はないか・・・テレビを舐めるように確認すると「音声出力 光」というもの発見しました。

なんじゃこれと見ていると、どうやら光入力ができる機器にケーブルを差すと音をそこから出せるとのこと。

そんなもんあるかぁいと思いましたが、ワンチャンあるかもとCD/MDコンポを確認したらあるじゃん!という事になりました。

f:id:USAMARU:20180628221410j:plain

(コンポは確かこのONKYO製X-N9SX(D)だったと思う)

 

もしかしたらこれならCDみたいな音が出んのかなと期待を持ち量販店にダッシュ。さっそく一番安い光ケーブル買ってきてテレビとコンポに差し、取説を見てコンポの入力設定を光に変更しました。

 電源を入れっぱなしで作業した(みんなは一応電源落として作業してね)のですぐスピーカーから音が出てきましたが・・・

ゲーム内ラジオ音楽がBGMから音楽に進化しとる・・・。

 ラジオMC スリードッグの声も今までより数段張りがあり、ムカつき度アップです。

じゃあ銃撃つとどなるんだと思い引き金を引くと・・・

バババババン!!~ 

 いいぞ!腹に来るぞなんか!心なしか余韻が残ってる感じになってるぞ!

音の音場、解像度、レンジ、低音、高音の伸、フォーカス等全てがアップ。最高でした。

 その後いろいろプレイしてみましたが音質アップは画質と同等かそれ以上のゲームプレイ体験の向上を感じました。

人間の声や反響音、銃声、BGMの向上により臨場感と没入感が格段に上がりリアルっぽさがでます。

自分の持っているスピーカーは小さいのは知っているし、もっと大きくなったらどうなっちゃうの?やばくね?てかもっとボリューム上げてプレイしよ。フヒヒ。と思いました。

自分がFallout3の世界にまさにいる。画質の向上だけでは感じたことがない世界がありました。

 

高画質凄い!音響も凄い!この体験が現在のオーディオ沼への入り口でAV(オーディオ・ビジュアル)との邂逅でした。

その後スピーカー以外にもアンプやプレーヤーという音楽的要素が単体で存在するという事を知り、MODという公式改造にハマり、60FPS病になり、サラウンドというさらなる楽しさを知り、ピュアオーディオという魔界に片足(まだ指先ぐらいかも)を入れ、プロケーブルを筆頭とするエキサイティングオーディオ軍団に出会い、散財道の道を着実に歩んでいきました(現在進行中)。これらはまた別の機会に書ければと思います。

中学時代のメロコアにより音楽との出会いに次ぐAV(オーディオ・ビジュアル)という文化面の衝撃と邂逅。

Fallout3を見るとふと当時の事を思い出します。