うさぎ部屋でもイイ音で聴きたいんじゃ!

苦情にビクつきつつマンション賃貸8畳間よりオーディオ・ビジュアルを楽しんでいくブログです。

【散財】marantzプリアンプSC-7S1を導入!・・・でもプリアンプってなんぞや(哲学)?

こんにちはUSAMARUです。

暑いよね ただひたすらに アイス食う

渾身の夏俳句が決まりました。涼をとっていただけたかな?(ニヤリ)

 

すいません。また調子に乗りました。

みなさん猛暑の中、お仕事、お遊びお疲れ様です。

暑い暑いと言っていたら暑くなるばかりになるのであんまりよくないですね。

ガリガリくんでも食いながらゼニヤッタばりの心頭滅却かましましょう。

 

そんななか(1ヶ月前)私、お熱い機器を導入いたしました。

marantz製プリアンプ SC-7S1でございます。

前回の記事でAVプリアンプのステレオはもういいわと言ったのはこいつの存在があります。報告遅くなりましてすいません。

 

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SC-7S1をラックに置いた図。SUNSHINEのボードを敷いています。

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SA-10と並べた所。

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SC-7S1の発売日は2002年で発売当時の価格は70万円。

私は中古で23万円程で手に入れました。お安い!けど高い!お金がマジで無くなってきた!

16年の時を経て約1/3の価格になっております。こんなに昔のものなら音質も1/3になっているんじゃねーのって?

non!non!non!ありえないねぇ!!

この年代でこの価格なら普通そう思いますが、昔の方が物量投入等して音がいいという事はままあります(例えばレコードプレーヤーなど)。それがオーディオの面白いところでもありますね。PC等デジタル機器ではありえないことです。

今回のSC-7S1は最新の同額帯プリアンプにはさすがに勝てないかもしれませんが、負けているとも思えません。実際に実物を見て、音を聴いて、開発経緯を知ると今の時代と違う凄さというものがあるかなと感じます。

 

このSC-7S1は当時のフラグシップモデルプリアンプとしてマランツの威信をかけて、マランツ技術の粋を集め作られています。B&WのD800を鳴らし切る事を開発目標にしていたらしく、昔のレビューを見るとそれが実現されたようで当時の価格でもそれ以上の価格の機器に迫っていたようです。

その結果、SC-7S1とSC-7S1にフルバランス構成で組み合わせて使用する事を想定して作られたパワーアンプMA-9S1(ペアで当時120万円)は近年のマランツ製品の技術ベースとなった製品で、4年後に発売されるSC-7S2にバトンタッチするまでトランジスタ式プリアンプのフラグシップモデルでした。

ちなみにSC-7S2ですがmarantz最後の単体プリアンプです。2007年以降はmarantzからセパレートアンプは発売されていません。

私がSC-7S2を買わなかったのはmarantz最後ということで少し高く、組み合わせのパワーアンプを考えるなら同じ1/3ぐらいの値段になるMA-9S1に合わせSC-7S1にしました。SC-7S1からSC-7S2にモデルチェンジしてもマイナーチェンジでそんなに変わらんだろうということもありました。

 

いやー、でも今回はいろいろ迷いましたわ。

プリアンプの事を考えると嗚呼アアアアァァァァーーーーーーー!!!!ってなるようになりました。

オーディオマニアたる者アンプをプリアンプとパワーアンプにセパレートするのは1 度は通るべきと考えていました。

しかし、単体プリ、単体パワーの性能が高いアンプは高価なものが多く、数十万円クラスまでならプリメインアンプで性能十分で、コストパフォーマンスが抜群と言われています。

ただ、現在使用しているMcintosh MA6900のアンバランス端子が個人的に信用できず、とりあえずプリアンプが欲しいと考えるようになりました。(経緯は下記を御覧ください)

 

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そうなってくると同じMcintoshのプリアンプが候補になるのですが、やっぱりマッキン高いっす。以前よりC46が欲しかったのですがどこも約40万円で財政事情を考えるとこれは無理。

なんだかなーと思っていましたが、marantz製SACDプレーヤー SA-10を活かせる形で何かできないか考えいろいろ調査しました。

相性でmarantz製のプリアンプを考え、SC-7という真空管プリを調べましたがこれも高い!何十年も前のものですが100万円を超える個体もあります。

プリアンプ高すぎ・・・。プリアンプは諦めるべきか?まずプリアンプって必要なの?プリアンプって何?何?なんのなの?金をかける意味あるの?ふにゅにゅにゅ・・・・という意識が支配していきます。

 

 プリアンプの役割ですがプレーヤーからの情報をパワーアンプに送る前段で増幅することと、ボリュームの調整、音源入力のセレクターというのが主な役割で、本来は音を良くするという意図は無いという認識です。

事実、レコードプレーヤーが衰退しCDの時代になると信号を増幅する必要性が薄くなったので、プリアンプはただ音の通り道が増えて音質の悪影響が考えられると「プリアンプ不要論」が勃発します。

入力セレクトと細かなボリューム調整はできなくなるが音質には変えられんとプレーヤーからパワーアンプ直入れが一時期流行ったらしいですがすぐに廃れたようです。

 それはなぜかというと、音の厚みや広がりというものが薄くなり音楽的な良さが低下するのがわかったから、らしいです。

普通に考えてプレーヤーからパワーアンプに直結したほうが良いですよね余計な回路を通らないですし。それが実質音質が悪くなると言うことなのでプリアンプで色付けされている?もしくは音質が良くなる回路があるということでしょうか。

 

その答えというか裏付けとなる正確な情報ですがいままで全く見かけた事がありません。

大体がプリアンプの電源云々、ボリューム伝々で正確な情報をパワーアンプに伝達し・・・というような製品の技術情報もしくはプリアンプの仕組みの情報か、プリアンプを介すると音の厚みや広がりが豊かになるというのが昔から言われておりという経験則が各々記載されているだけで、音質向上と技術の関連性を結びつける情報を見たことがありません。

音が良くなる!技術もしっかりしていて精度も凄い!しかもボリューム調整ができセレクターもある!だからプリアンプを買え!でもくわしくはわからん!というわけです。(かなり誇張していますがだいたいの情報がこんな感じです。恐らく音質よくなるのは科学的に解明されているとは思いますが、その内容見つけきれない。プリアンプの事を正確に説明できる人はどのくらいいるのでしょうか)

 

 ・・・・はぁ!?納得できるか!

プリアンプなんてはっきり言ってただの通り道じゃんか。セレクターでもあるし、ボリューム変えたらゲイン下がるから聞こえなくなる音が出てきて音質悪くなるはずでしょ。

ここのコンデンサの容量を増やしたから音に厚みがでるとか、ここの増幅回路を改良したから音の広がりが良くなる傾向とかちゃんと音質に結びつけて解説してくれよ!と思ってしまいます。

ただ、どの記事やレポートを見てもその辺の関連性は言及少なく、プリアンプ買い替えで音質向上!とか音はプリアンプが70%決める!というようなプリアンプ絶賛内容で溢れています。

そうなってくるとどんどんそんな気がしてきます。

確かに考えてみればプリアンプで正確な情報を増幅することでパワーアンプにつなげる事で音の劣化を極力防げる。精密なボリュウム類やアナログ回路はこの劣化具合を抑えれるんだ。CDプレーヤーから直接出力しても若干電圧が低い等で正確な情報が届けれないんだ。一部のプリアンプは普通に色付けしてるだろうけど。というようなどこかで見た記憶のある断片的な情報を並べ、自分を納得させる事を試みます。

そんな中SC-7S1の存在を発見。開発経緯と今のmarantz情勢を考えるとなんてロマン溢れる機器なんだ。しかも面構えもいいし、なんとか買える価格だゾ・・・。

でもプリアンプで音が良くなるのか?でも、みんな良くなると言っているしなんか納得できる気もしてきたし・・・。プリアンプで・・・音は良くなる・・・。

ううう・・・。プリアンプで音は良くなるんだ!良くなるんだよーーー!嗚呼アアアアァァァァーーーーーーー!!!!(購入ボタンポチ〜)

 

いつもながら前フリが長くなりすぎましたとりあえず買っときました。前フリ全力で肝心の本編が毎度内容薄くなりすません。

そんなわけで購入したSC-7S1の外観写真を撮ったので貼っていきます。

内部写真も撮りたかったのですが、marantz曰くビスの締め付けトルクも音質に影響するらしく断念しました。これはSA-10も同じです。

正面及び天面

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背面。暗くてよく見えない(汗)

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端子詳細。バランス入力1系統なのが残念ポイント。アンバランス端子は高級感あります。

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SC-7S1を複数台用意してID No.を割り振り独自のサラウンドシステムを組む事ができます。金さえあれば最高のサラウンド環境を楽しむことができます。金さえあれば。

俺も頑張ればパーフェクトバイアンプはワンチャンあるぞ・・・(無い)

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肝心要の音質ですがSC-7S1をMA6900のプリアンプとして接続し確認しました。

<接続系統>

SA-10(marantz)

 ↓バランス

SC−7S1(marantz)

   ↓バランス

MA-6900(Mcintosh)

   ↓スピーカーケーブル

Model7(Aerial acoustic)

 

 

確認する音源はいつものシングルレイヤーSACD平井堅さんのアルバム「THE CHANGING SAME」より「Love Love Love」です。

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単体プリアンプの力みせておくれよ・・・・嗚呼アアアアァァァァーーーーーーー!!!!

 

 

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SA-10バランス出力

DSD2.8MHz/1bitで試聴中。。。。

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明らかなエネルギー感増加を確認!

音圧がやべえ!!

 

溢れんばかりのパワーを感じます。これに比べると今まではほわ~と漂っていた感じですね。

リアルにボリュームも上がっています。プリアンプを通ってボリュームを下げているのでゲインは下がっているはずなのですが、出てくる音は大きくなっています。増幅されているのでしょうか。

その他には音の広がりが大きくなり、ボーカルにハリと艶が増えたと感じます。

プリアンプ追加により私的には確実な音質アップを確認できました。よかった〜(泣)。

時間は経っていますがまだまだ聞き込んでいる状態なので改めてレポートしたいと思います。

 

 

いやー機器も増えてきたのでラックの整理を実施しました。これが今のラック状況です。

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一番下にMA6900を配置しましたが片目になっちゃってます。生まれて17年目ぐらいだからね。しかたないね。

交換用ランプ買っていますがなかなか交換する時間が無く作業できていません。ワットメーター動きますが暗くて見にくいです。

あと一番上ですが・・・ふふふ・・・ついに買っちゃいました。古の銘器を(安いですが)。

紹介したいのですがまったくアナログプレーヤーの使い方がわかりません!テーブルくるくる回転は確認できました!えへん!

数年前に買って放置していたオーディオ評論家和田博巳先生著「オーディオ大事典」を見て勉強中です。

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私が理解するまでちょいお待ちくだせえ!音がだせたらレポートしたいと思います。

 

今回はそんなところです。

 

 

(追記)MA-9S1も買っちゃった☆ 

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