SA-10覚醒。そして俺も。(オーディオみじんこ製電源ケーブル 大蛇GR)
こんにちは、USAMARUです。
えー、こほん。恥ずかしながら戻って参りました・・・。
ニューイヤー・コンサートを聞いて今年も頑張るぞ!と意気込んで半年が経過。安定の3日坊主っぷりを発揮してしまいました。
興味は無いと思いますが現状までの流れをさくっと記述します。
年末から1月ぐらいにかけてYoutube音源をどれだけ高音質で聴けるかということにハマって、HDMI・ラインケーブルの取り回しやアンプの音質を比較して楽しんでいました。
あれやこれやと試していましたが、AVアンプRX-1060のプリ出力の音質がCDプレーヤーSA-10やユニバーサルUDP-205に比べ低いという事実に改めて落胆。
そこらへんに転がっていた何かの付属品RCAケーブルがいままで使っていたBELDENというメーカー物のRCAケーブル(プロケーブルから買った値段的に安物)より音質的に良いと思いショックを受けました。
これらを受けオーディオ熱が急速に低下しサラウンド環境の構築を外して使うことも無くなり、オーディオアクセサリーに左右される音に嫌気がさしてオーディオの事を考えることも少なくなくなりました。
AVアンプはピュアオーディオ機器より音質的に不利だし、ケーブルによる音の変化は各人の好みもあるので、今から考えると何故こんなことでオーディオ熱が下がるか意味不明です。音って何しても変わるしこいつアホだよねー。俺だけど。
仕事の忙しさと相まって気が振れているとしか思えない心理に陥っていました。
そんな時にAmazonビデオの「有田と週間プロレスと」を見てまさかのプロレス熱が復活。
「有田と週間プロレスと」では往年のプロレス事件簿も楽しく見ていましたが、新日本プロレスの内藤哲也選手を中心としたオーディオでいうとHi-Fiかつハイエンドなプロレス観に驚愕し、また深くのめり込むことになりました。ベルトをガチで叩きつけて壊したらいかんでしょ(笑)
私、中学より音楽も好きでしたがプロレスも大好きで新日本プロレスのnWo JAPAN全盛、TEAM2000とnWo Japanの抗争頃より大ハマリして以来プロレスファンと化しました。よって、その時代の中心人物であった蝶野正洋選手のファンでもあります。
他の団体や女子プロもケーブルテレビなどを通じて日々見て、友人とプロレス議論やプロレスごっこをして楽しんでいました。
女子プロレスでは当時人気があり視聴可能であったGAEA JAPANを特に見ていて、里村明衣子選手や尾崎魔弓選手、引退前の北斗晶選手などの試合を好んで見ていましたが、今でいうコミカルプロレスという形を作り上げた広田さくら選手のファンでもあります。ちなみに広田選手の得意技の一つはボ・ラギノール(かんちょう)です。
プロレスは学生の頃まで欠かさず見ていたので今で言う踊る猪木御殿やコラコラ問答、大仁田劇場もリアルタイムで見ていて記憶にありますが、俗にいうプロレス暗黒時代初期ぐらいから仕事を始め、当時の棚橋選手を中心とした世代を受け入れらないというのもあって熱心に見ることもなくなりました。
そんなこともあり、男子プロレスでは新日信者、女子プロレスではGAEA JAPAN好きななので今までの穴を埋めるかのようにNJPW(新日本プロレスの定額視聴サービス)やGAEA JAPAN選手の以後経歴を中心としたYoutube、プロレスDVDを見て、他の団体も楽しみつつプロレスに没頭していきました。いやーしかし、女子プロレスの団体増えすぎやろ。
そんなこんなで元号も変わった5月ぐらいにプロレスの入場曲50選みたいな動画をYoutubeで見ました。
プロレスラーというのは花道からリングまで入場曲を流し華やかにリングインするので、プロレスラーの一つの見せ場と言える入場で試合前の会場を盛り上げる入場曲というのはプロレスにとって非常に重要な要素になります。
有名なのは橋本真也選手の「爆勝宣言」などがありますが、鈴木みのる選手の「風になれ」が現代最高峰かもしれません。風になれ!を会場合唱で入場する様は気分を大いに高揚させられます。
そんな有名な入場曲をあらかた聞いた形になりましたが、やっぱ音楽、やっぱオーディオだなという気持ちが沸々と湧き上がってきました。
プロレスを見ていないのに会場の熱気を眼前に感じさせてくれる音楽と、曲を力強く鮮明に奏でるオーディオシステムに改めて触れて、今までのオーディオ熱が1 %ぐらいだったのが50%ぐらいまで引き戻されました。
それから久しぶりにオーディオに向き合うことになりました。
まず何をするべきかというと真剣に音楽を聞くのは当然として、オーディオアクセサリーとセッティングによる音質改善を目論んでいたのでその辺りを力を入れていくかとが考えました。オーディオ機器は(たぶん)しばらく買わない!お金も無いし!
ただ、RCAケーブルを交換して音質が変わるのが嫌でオーディオ熱が冷めるぐらい私はアクセサリーの類が本来好きではありません。なんでケーブルで音が変わるんだ、機器の信号をそのまま送るだけなのが仕事だろうが!と怒りすら覚えてしまうのでまずアクセサリーに関して知識を深めるのが先決と思いました。そんなことも知らずオーディオを語るなということですね。ええ。
そんなわけで昔購入して放置していた「オーディオ使いこなし&クオリティアップ大全」とKindle unlimitedでタダで入手した「ケーブル大全2019」で再勉強を行いました。
いやーいいですね〜、見てるだけで自分のシステムの音質がこれだけ向上する!と妄想が捗ります。ただ、5万円、10万円超えは当たり前、その先がハイエンドの道だという側面もあり卒倒しかけます。だからね、ケーブル1mで50万円とか100万円超えないでくれる?しかもそれが何種類もあるという・・・。
そんななか、低予算(オーディオ的に)ながらキラリと光るアイテムがいくつも推薦、実験されているのでそのあたりを中心に攻めていきたいですね。
しかし、なんでこんなにオーディオアクセサリーの本は面白いんだ。ライターの文章が面白いのもありますが、とんでもなく想像が掻き立てられます。これは沼にハマるわ・・・。
なんとなくオーディオアクセサリーと使いこなしに関して勉強できたので、現状のシステムも再確認します。
Youtubeで視聴する場合は下記で聞いています。CD、SACDを聞く場合は直接SA-10から再生しています。
Apple TV 4K
↓ HDMI
YAMAHA RX-A1060(AVアンプのパススルー機能使用)
↓ HDMI
OPPO UDP-205
↓ 同軸
marantz SA-10
↓ XLR
marantz SC-7S1(UDP-205からもRCAで入力)
↓ XLR
marantz MA-9S1
↓ スピーカーケーブル
Aerial Acoustics Model7
米津玄師や岡崎体育など今をときめくアーティストはYoutubeの音源も高音質なものが多いので、流行り物ばかり聞いていきます。
APPLE TVからの音源がHDMI経由でUDP-205でDDCされ、SA-10でDACされ再生されるのですが真面目に聞くと音が眠い。
↓こいつがSA-10
なんだか音が引っ込んだ印象でよく言うと滑らかな音とも言えますがエネルギー感が感じられません。
プリアンプのSC-7S1の入力を切り替えてUDP-205で直接DACしたほうが厚みもあり、エネルギーに満ちた明らかに好みな音です。
カチカチとSA-10とUDP-205切り替えて、バイオリン等弦楽器の演奏などはSA-10が優位な場面もありますが、それ以外の場面ではほどんどUDP-205がいい音に感じてしまいます。
今更ですが一体どういうことだと考えてしまいます。以前も切り替えて音の確認はしていましたが、AVアンプが介在していてそれとの比較がメインでこの2機種を真面目に聞き比べていませんでした。
SA-10はマランツが開発したディスクリートDAC(自社で開発したDAC)でUDP-205のDACチップはEES社製ES9038PROです。
DACはDAC回路だけでなく後段のアナログ回路も重要ですが、独自のディスクリートDACと最適化されたアナログ回路のSA-10がUDP-205に圧勝までも行かないまでも、音質的に負けるとは思えません。
何が違うんだ・・・RCAケーブルとXLRケーブルの差だろうか・・・。どちらもBELDENで種類は違いますがこれほどの差がでるとは思えません。
何ならSA-10の方がプリアンプとパワーアンプ間含め同一種類のXLRケーブルでフルバランス化されているので条件は有利のはずです。
それともUDP-205から同軸出力してSA-10でDACするのが不利となっているのだろうか。確かにUDP-205も高性能なDACをもっておりHDMIで直接入力された信号を即DACしたほうが有利です。
ただ、そんなところでこれほどの差がでるのだろうか。同軸ケーブルはプロケーブルから購入したBELDENのケーブルでそんなに悪いと思っていないもので、同軸というかS/PDIF伝送を使ってこれほどの差が生まれるとはにわかには信じられません。
うーむなんでだ?と思いながらも原因がわからないので、SA-10はこういう音質で俺の耳が悪いだけだと思いこみ使用していましたが、ふとラックの機器の後ろ側に回った時に気がついたことがありました。
SA-10は付属の電源ケーブルでUDP-205はプロケーブルの電源ケーブルやん!
↓SA-10付属のケーブル。柔らかい。結構音もいいと思っていた。
長いことオーディオから離れて思い違いをしていましたが、SA-10はAudioquestのケーブルで、UDP-205は付属の電源ケーブルと思い込んでいました。
SA-10は最初付属ケーブルを使用していましたが、SC-7S1導入前ぐらいだったかAudioquest製NRG-X3というケーブルが安くて良いというのを知っておまじない的に使っていました。
↓Audioquest製NRG-X3。機器側のプラグがしっかりはまらないのが難点。
プロケーブルの電源ケーブルも持っていてSA-10で試したこともありましたが、SA-10のきらびやかさや音の厚みが減った気がしたので付属ケーブルに戻し、その後NRG-X3に変更した形です。NRG-X3交換後は音質の向上を確かに感じてそのままにしていました。
オーディオアクセサリーがあまり好きではない私も電源ケーブルで音質が変化するというのは知っていました。というかトラウマ的なほど激変したのを体験しました。
以前まではMcintosh製MA6900というプリメインアンプをメインで使用していました。
MA6900は中古で購入し過去数年に渡って使用していたのですが、電源ケーブルは何も考えず元の使用者が使用していたケーブルを挿していました。どうやらフルテック製のものらしいです。
ふと、持っていたプロケーブル製電源ケーブルに変更して聞いたらどうなるのかなと思いMA6900に差し替え、当時よく聞いていた宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」を聞いてみました。
宇多田ヒカルが黒魔法を唱えていました。完全にアルテマを発動しようとしている感じです。
なんだこのダークな歌声は・・・。確かにメロディ部は音程低いが今まで聞いていたレベルの低さじゃねーぞ・・・。慌てて元のケーブルに戻し確認しましたが宇多田ヒカルも元に戻りました。
正直、RCAケーブルなど変えてもあまり変化を感じていませんでしたが、電源ケーブルを変えるだけでこれほどの激変が発生する・・・。この経験が元に電源ケーブルで音が変わる、しかも良いことだけでなく悪いことも起こるというのを知りアクセサリーは恐ろしいものだ、触れないほうがいい、元の物がいいと無関心になりました。
そんな中、SA-10の電源ケーブルを音のコントロール役であるSC-7S1につなげた方がいいかなとSC-7S1に差し替え、SA-10は元の付属ケーブルに戻し、UDP-205はBDオーディオの音質確認のためにMCD201があった位置に移動してMCD201に使用していたプロケーブルの電源ケーブルに差し替えました。
今思い返すとその頃からですかね、Youtubeの視聴にハマるようになったのは。
Youtubeでの音質改善をして楽しむというよりはSA-10での音楽再生を無意識のうちに避けていたのかもしれません。電源ケーブルによる音質グレードダウンをプリアンプがよくなったから大丈夫だろうとちゃんと確認せずにこのような状況に陥りました。
前振りが長くなりましたが、まあ原因は分かったので急遽Audioquest製NRG-X3を買い足しSA-10に接続。
音の厚みや高音の伸びが以前のSA-10並に戻り音質向上を確認。SA-10とUDP-205を切り替えても音質的に遜色が無くなり個性と呼べるレベルの音になりました。
SA-10いいです、現状満足できる音です。ただ、SA-10は本当に力を出し切れているのかという思いがでてきました。
ラインケーブルの品質もありますが、まずSA-10単体の電源を強化して性能を発揮する環境をするべきではないのか、今で満足していいのかということです。
どうなんだろうなぁとは思いながらとりあえずはこのまま運用していました。
その後もなにか良いものはないかなとか、最新のオーディオ情報なんかを見ながらすごしていましたがかなりオーディオ熱も上がってきており90%ぐらいまで達していました。
そんな中、「ケーブル大全2019」を見返している中に「有名販売店が選ぶマイベストケーブル」という内容があり、全国の販売店がオススメのケーブルを3種類選んで推薦しています。
合計40店舗ぐらいがそれぞれオススメを提示していましたが、その中に「オーディオみじんこ」とうショップがありました。
ほうほう、「オーディオみじんこ」ねえ・・・あれ!?これってブログのオーディオみじんこ?店出しとる!!
「オーディオみじんこ」は荒川さんという方が主宰されており、私がレコードプレーヤーのKP-1100を購入する際に非常に参考にさせて頂いたサイトで、その他にもオーディオアクセサリー事情やブログ主の荒川さんのシステム遷移などが記載されておりその辺りも楽しく拝見させていただきました。
その他にはMUSC BIRDの「オーディオ実験工房」という番組でMCをされています。
以前仮想アースの話をしましたが、その際も荒川さんは参加されていました。
そんな荒川さんがいつのまにか東京にショップを構えていました。
「オーディオみじんこ」もオススメのケーブルを3種類推薦していましたが、私の目を釘付けにしたのが「OROCHI」と呼ばれている電源ケーブルです。
ヘリックス構造に加え、ケーブル全体を制振&ノイズ吸収マテリアルで包み込んだ外形5cmの極太電源ケーブルとのことで圧倒的な静寂さとパワーをご体感くださいと記されています。(ケーブル大全2019の199ページ一番下の項目に該当部分があります)
気になるお値段が1.8mで5万8334円。ぐぬぬ・・・新たな挑戦とSA-10の力を引き出すにはギリギリ許容できる値段で・・・す。ぐう・・・。
とりあず、オーディオみじんこさんのブログをもう一回確認して念のためブログとショップが一致しているか確認してみますか。
前調べた「KP 1100」で打ち込んでと・・・げげぇ!!俺のしょうもない記事のほうが上に表示されとる!散れ散れ!貴様らオーディオみじんこの方を見やがれ!
オーディオみじんこの方を確認しましたがやはり記憶通りのサイトです。KP-1100のスケルトン化もきっちり記載されていました。
ついでに久々に自分のブログを確認しましたが、6月初めに見てちょうど開始1年経過ぐらいで5万アクセスぐらいでした。オーディオ機器目当てだろうけどみんな見てくれてありがとね。それにしても君らiPhone XSの音質気にしすぎやろ。まあ、機器の絶対数が多いからそうなるか。
あと、MA6900のところですごい熱量のコメントとKP-1100の使い方のコメントを頂いていました。コメント返せておらずスイマセン。いずれ書きます。
それでは、お店のオーディオみじんこを確認してみます。
ラインナップとしてはイヤホンのリケーブルがメインのようで、他には自作用のケーブル・部品やビンテージ調のスピーカー、コンセントを販売しており、家にマッチするようなかわいい品々がありました。
その中に電源ケーブルの項目があり、先程の商品外観と一線を画す「大蛇」シリーズが販売されていました。
・大蛇GR 1.8m 48600円
・SUPER大蛇 1.8m 79920円
・大蛇NCF 1.8m 100000円
大蛇GRというのがたぶんケーブル大全に載っていたモノと同等のものかな?値段が少し安くなってます。
ただ、 さらに上位機種があり、基本的なケーブル仕様は一緒だけどプラグの差でこのような金額設定になってるとのこと。
プラグがなんでこんだけ高えんだよという疑問はあるかもしれませんが、いろんな特殊素材で値段が変わるようです。私もなんでだよと思っている側なのでフォローに苦しみますが。
まあ、それは置いといて上位機種はどうせ買えないので「大蛇GR」を買うかが問題になります。
仕事をしながらいろいろ考えましたがとりあえず買うかと思い1本だけ注文しました。さらば5万円。
納期は荒川さん自身が作成するので通常10日かかるらしいですが、在庫があったみたいでたしか3日ほどで届きました。
そんなわけで届いた実物です。
見て頂いて伝わるかわかりませんが、太くてでけえ!!!
背景用のMacbookPro 15inchカバーに収まりませんでした。
ただ、かなり柔軟性があるので取り回しはしやすそうです。
プラグはフルテック製です。これは普通のプラグですが、最上位の機種はNCF仕様になります。差し込み部分はロジウムメッキとのことです。
荒川氏謹製の証?であるロゴが入っています。
ケーブル表面は網網になっています。様々なテクノロジーがこのケーブルに施されている!らしい。
早速SA-10に大蛇GRを接続して試聴を行いました。
聴き慣れているSACDのPUREから9曲目の「キミガタメ」を聴きました。
聴いた感想としては、戦慄でしたね。
多少大げさかもしれませんが、今までとまったく違う音が聞こえ戸惑ったほうが大きかったです。
S/N比が良くなるうんたらかんたらとよく言われますが、そういう次元ではなく付帯音がまったく無くなったような印象で無音時は静寂を獲得し、音色は無駄な贅肉を削ぎ落としまくったクリアな音になりました。
その影響でボーカルや楽器の分離がはっきりとし各音がしっかり聞こえ定位感が増しました。いままでどれだけ混ざったような音だったかと思い知らされます。
一番の違いは音像で今までは音の厚みで形成したイメージでしたが、大蛇GRにすることによって静寂からの音色が際立つことで自然な音像が形成され、サウンドステージが新たな領域に入ったことを感じます。
そして、音の立ち上がり、立ち下がりが早くなったと感じ今までより瞬発力の上がったソリッドな傾向になりました。
これらを一言でいうと非常に開放的なサウンドでSA-10の新たな側面を見せてくれました。
冷静な感じで書いていますが実際はお口あんぐり状態でした。遂にSA-10が覚醒した、本物の音が聞けた。そんな思いを抱かせるサウンドです。
ポジティブな意見ばかりですが、ネガティブな部分でいうと音の厚みが減ってエネルギー感は減ったかなと感じたのと、音が腰高方向になったかなと思います。低音は締まりましたが低音の量感は減った気がします。
この辺はセッティングや使いこなしで対応できそうな雰囲気なのでこれから頑張りたいポイントです。
今までの音色と激変しており、他の音源での確認も行いました。
平井堅のSACD THE CHANGING SAMEより2曲目「LOVE LOVE LOVE」を聞きました。
先程の印象と変わらず開放的な音で躍動間とサウンドステージがすごいです。
平井堅の立体感とコーラスの溢れんばかりの音場感が広がります。
音場に関しては音が壁にぶつかって回り込んでくるような印象をうける感覚になります。
私は今まで音場より音像を重視してきましたが、音場が広がることによりこれほど音楽が楽しく聴けることを初めて知りました。
音場、音場言ってますが音像がきっちり際立っているからこその感覚です。
それから色々聴いて音の違いをきっちり確認し、これならいけるんじゃねえか!?と我が家で一番音を引き出せていないCDを引っ張りだしました。
JourneyのGREATEST HITSよりDont Stop Believinです。
これがさ、鳴らないわけ!昔TVで見てたエルグランドのCMの方が音良いんじゃねえかというぐらい鳴りません。 なんで?なんでよ!
地球上でオレ一人だけまともに聞けていないと思われるこの曲を聴いてみましたが、ある程度のレベルで聞くことはできました。昔の音が引っ込みまくった絶望的な音からは着実に進化しています。まだ満足できないけど嬉しかったです。
大蛇GR換装のSA-10を2日ぐらいかけて聴いてみましたが、最初の自分の常識とは違う音という戸惑いから、向かうべき道というか方向性が見えてきました。
従来は音の厚みや太さ、綺羅びやかというものを求めていたのですが、今回でそれらが実はただの付帯音で虚像だったのではという考えも芽生えてきました。
スカッと晴れ渡り必要な音だけが音像となって伝わってくるこの音こそが本来SA-10から色付けなく発せられているのではないか。
いや、それではただの音の再生で実はオーディオ的な楽しみは無いんじゃ・・・。
ぐぬぬ・・・なんて悩ましく楽しいんだ・・・。オーディオ熱120%突破じゃあ!
やっぱプロレスなんか見てる場合じゃ無かったんだ・・・!
4.28 プロレスングWAVE 大阪・平野大会を観に行って旧姓・広田さくら選手のサイン入りポートレートを買っている場合ではなかったんだ!!!
いやある!!いつのまにか人妻となり双子の母となった今でも旧姓・広田さくら選手を観に行くぜ!!プロレスも観続けるからなぁ!!!
4.28は下野佐和子選手の引退試合で試合後のセレモニーで救世忍者・乱丸選手やフェアリー日本橋選手に担がれる様子を近くで観ましたが、ホロリと私も来てしまいました。下野選手お疲れ様でした。言うのかなり遅いですけど。
しかし、6.30 プロレスングWAVE 大阪・大正大会には仕事で行けず・・・。痛恨の極み!俺も人妻ファンクラブに入りたかったのに・・・・(涙)
おまえは一体何を言っているんだと思われるかもしれませんが、オーディオもやるがプロレスも手を抜かないということです。オーディオマニア達!トランキーロ!焦っせんなよ!ってことです。はい。
まあ、そんなことで音の方向性に関してブレまくっていたのですが、日にちが経つにつれやっぱこれだよなと思ってしまいます。好みの問題ですが今の方が音源を忠実に再現できているし、俺がもし音楽プロデューサーなら余計な付帯音を付けるようなマネしないだろうなと、ちょいちょい君さ!クリアな音で聴いて頂戴よ!と多分言うだろうなということですね。調子に乗ったこと言うと。
そうなったらもうこれはオールマランツ化完遂後のオール大蛇化計画か!?ということになりそうですが、金策は大丈夫化か、音の方向性が本当に合っているかと流石にここは冷静になって考えなければ・・・。トランキーロ!焦っせんなよ!と自分に言い聞かせます。・・・が!これは無理。
オーディオみじんこさんに伺いました。
場所は東京 秋葉原の近くで「2K540」という商業スペース的なところの一角にありました。東京出張後にやっぱみじんこ店舗に行きてぇ!と思いたち、無理やり宿泊して次の日に行きました。東京ってホントに泊まるの大変・・・。
他にも文化系店舗がオシャレな感じで沢山ありました。上は電車が走っています。
雑貨と大蛇を求めるなら一度行ってみてはいかがでしょうか。東京の人には常識な場所かもしれませんが。
外から店舗内を覗いましたが机で作業している方とオーディオみじんこ代表 荒川さんと思われる方がいます。
あれは荒川さんだよな・・・あの佇まい、KP-1100をスケルトン化しそうな感じだもんな・・・。商品の位置を調整しているな・・・この感じもきっと荒川さんに違いない。初めて見たけど。
開店後しばらくの時間だったので人がいないし、これは店に入ってまずは様子を見るかと扉を開けました。
店の中はオーディオみじんこ製のオーディオ機器やアクセサリーが綺麗に陳列され、荒川さんが商品の位置調整をしていました。
商品をチラチラ見ていましたが意を決しアポなしで商品について教えてくださいと話してみました。
その後めちゃくちゃというか、死ぬほど詳しく大蛇やオーディオみじんこ製品、商品とは関係ないオーディオや機器のことを教えてもらい、店舗システムの音まで聞かせてもらいました。当然、仮想アースのことも。しかも対応は親切丁寧です。
このシールド処理やこの材料を使い、こういう構造にして製作するので音はこうなりますというのを豊富な知識で理論立て、説得力ある説明をしてくれるのでなるほど(わかってない)と言うしかありません。こうして大蛇は誕生したのか、こういう熱意・知識・技術で製作したらそらいい音になるわと感じました。
大蛇はもともとパワーアンプ用に開発されたとのことですが、上流側でも高い性能を発揮する事が使ってみてわかったとのことでした。多い人は10本ぐらい使ってるんだって。
多くの事を聞かせていただきましたが、あんまりべらべら喋っても失礼なので私の秘密にしておきます。ヒヒヒ。機会があればいずれまた。
あと、一番のトピックがオーディオみじんこ製のハイエンドXLR、RCA、スピーカーケーブルが存在するということでした。ケーブル表面はやっぱり網網でした。全部大体1m付近(覚えてません)で4万円前後だった記憶です。間違ってたらごめんなさい。
これらの商品はオンラインショップに載せられていなかったので私も知らなかったのですが、確かに店舗には陳列されていました。荒川さん曰くはネットに載せなきゃいけないけど載せれていないとのことなので、いずれ見れる日が来ると思います。地方民は首を長くして待て!(直接お店に問い合わせしたら買える?かも)
この情報によりオール大蛇化を超え、夢のオールみじんこ化ワンチャンあるぅ!?という状況です。まあ、色々試したい気持ちあるしお金も必要だけど。
あと、新規の大型スピーカー(中型かも。少なくても構想図はブックシェルフ型では無かった)も開発中とのことで、これも気になりました。
最後にオーディオみじんこさん、荒川さんありがとうございました。また、機会があればお邪魔させて頂きたく思います。
約1時間も居座ってコーヒーも頂いてオーディオみじんこさんをあとにしたわけですが、これらの体験がオーディオに対する私の意識をさらに高め自分の音をさらに求めていきたいという気持ちになりました。自分の音というのがまだ探索中でアマゾンを彷徨っている気分ですが。
大蛇に関してはさらに追加して自分の進むべき音か確認しその後を考えてみたいと思います。
まあ、現時点で完全にオーディオ熱は200%ぐらいまできましたよ。以前よりマシマシのマシですよ。自分の中で無理をしない程度に頑張りやす。
というわけで、ぼちぼちまたやっていきたいく気ですのでよろしくお願いします。
しばらくは仕事が忙しいですが、落ち着いたら本格的にゴソゴソしていきたいと思います。
それではまた。