うさぎ部屋でもイイ音で聴きたいんじゃ!

苦情にビクつきつつマンション賃貸8畳間よりオーディオ・ビジュアルを楽しんでいくブログです。

【お出かけ】あのホンダがオーディオに進出!?自動車メーカーがガチで作ったオーディオ用バッテリー「LiB-AID E500 for Music」を試してみよう!

お久しぶりです。MacProよりオーディオ用電源が欲しいUSAMARUです。

いつまにか冬。お寒くなってきましたね。

そんな寒さの中、財布までも凍てつかせる時期がやってきましたよ。

年末商戦を見計らって新作の機器は増えてくるし、各媒体のベストバイ発表で物欲が刺激され財布の紐がガバガバになってきて冷え込んじゃいます。まあ、私は金なんてものを持ち合わせていないのでノーダメなんですが(白目)。

 

そんな中というか前からアナウンスされてはいたんですが、あるオーディオ用バッテリーの申し込み期限が迫ってきました。(期限は2019年12月18日)

LiB-AID E500 for Music」という名称でお値段約30万円。

これだけ聞くとフーン、新しいのがでるのねと思っちゃいますが、製造メーカーがなんとホンダ

えっ、ホンダぁ?・・・What's up HONDA!?リアリィー!?Oh!The Power of Dreams!!・・・シャラーラーラ♪シャラララーラ♪シャララーシャラララーラ♪のホンダ技研工業株式会社ですよ。

 

え・・・何やってんの?いや、マジで。世界のHONDAだぜ?車とかバイクならわかるが死にかけている業界のオーディオに参入て・・・ゲーム業界ならどんな判断だと言われても仕方ない判断と言わざるをえません。

 

まあ、あのホンダが畑違いに近いオーディオに進出するぐらいなんで相当のブツを引っ提げてくるに違いありません。

この「LiB-AID E500 for Music」ですが、ピュアオーディオ用の電源使用を目的として制作されたもので、ホンダ内ではオーディオ機器用蓄電機と分類されています。

詳しいスペックは下記サイトにて参照できます。

https://www.honda.co.jp/battery/music/?from=newslink_text

簡単に構成を記述するとリチウムイオン電池を内蔵していて、そこからホンダの技術を駆使したピュアで正確なAC電源を生成、オーディオ機器に電源供給を可能にして音質向上に力を発揮するとのことです。

バッテリー駆動により商用電源から隔離しその影響を遮断することが最大のメリットとしています。

バッテリーによる電源供給だけなら従来販売していたバッテリー電源「LiB-AID E500」でも同様の機能なのですが、オーディオ用に下記の改良が施されているとのことです。ちなみに、バッテリーとインバーター回路はE500から変更していないようです。もともと高性能だったんでしょうね。

・コンセントにフルテック製のNCF仕様カスタマイズコンセントを設置

・コントロールパネルにはヒドロナリウムを素材として採用

・内部配線にオヤイデ製のハイグレードケーブルを使用

・本体内部に電磁波シールド材を取り付け

他にもあるかもしれませんが大まかにはこんな形かと思います。

いやこれ、まじでヤバない。若者言葉的に。ホンダの基幹技術とオーディオで培ってきた技術の融合が一番重要な電源部で発揮されるわけですよ。超アクロバティックなコラボです。

もはや注目せざるを得ない、買わざるを得ない内容になっています。金無いけど。

 今回の「LiB-AID E500 for Music」を開発する経緯や内容、苦労が下記サイトにて詳しく記されています。電源大好きおじさんこと鈴木 裕さんがインタビュアーとしてホンダ開発者の方と対談していますが、技術とオーディオの狭間がどれほど大変か興味深く書かれており、とてもおもしろく読ませていただきました。

https://online.stereosound.co.jp/as/17318524

 

じゃあ、改良するとしてお値段の方はどうなのよというところですが・・・

従来品:LiB-AID E500 74,000円 (税別)

改良品:LiB-AID E500 for Music 270,000円 (税別)

・・・約20万円ぐらい値段上がってますね。for Music単体で27万です!と言われたらまぁそうかと思っちゃいますが、基幹技術はそのままで外回りを最適化して20万円上昇と言われたらさすがにねえ・・・。

その・・・さっそくオーディオ界の悪いところに染められちゃってるかな~と思っちゃったかも。

いやいや、ちょっとだけですよ!?ちょびっとだけ。開発費とか、限定生産とか、改良に使うオーディオ用部品・素材が法外な値段世間に出回ってる部品に比べ高価なことが要因としてあるのはわかってますって。そのへんは。ええ。

もうね、オーディオファンとしては逆にピュアオーディオ用として出してくれただけマジでありがたいです。この値段でオーディオ機器に世界のホンダの技術力を使えるわけですから。

ただ!もうちょっとだけね、なんというか・・お優しい値段だとうれしかったかもしれません。世界のHONDAですし。The Power of Dreamsですし。

なお、ほかのメーカーのオーディオ用バッテリー電源なんて60万円とか、100万円とか数百万円とかくだらないですから。現状でもだいぶリーズナブルというのは私、言わせていただきます。

ホンダさんとしても新しい分野として限定200台のみ受注生産とのことなのでかなりの冒険だと思います。今後うれしいことがあることを願いながら座して待つのもアリかも。

 

ここまでで私一人でワーワー言っており、電源がどうとか、ピュアオーディオがどうとか、値段がうんちゃらとか、オーディオを知らない方はこいつは何を言っているんだと思っているかと思います。

恐らく、今までの内容で理解できる単語はホンダThe Power of Dreamsシャララーラ♪だけだったかと思います。いつになったらこいつはお出かけするんだと思っている方含めここまで読んでくださり有難うございます。

そのようなオーディオも興味が無く、車の話でもないのにここまで読んで下さった暇な好奇心豊かなあなたはきっと思っているはずです。

オーディオの電源を変えて音がよくなるとは?と。 普通に考えて電源って、ただの電源ですよね。当たり前なんですけど。

物を動かすための動力源が電気なだけであって、普通は機器の仕様内の電源であれば性能が変わることはまず無いかと思いますし、逆に電源の変動(極端な例は除いて)によって機器本体の品質が変わってはいけない物がほとんどだと思います。

しかし、オーディオの世界では電源を変えるとどうなるのか・・・う~ん、よくも悪くも音質が変わっちゃう!

しがないオッサンが気持ち悪くもこのような供述をするぐらい激変します。

ちなみに電源ケーブルを変えるだけでも音は変わります。私の体験からいいますと。

実際には音質だけでは無くテレビの映りが良くなったり、炊飯器の御飯がおいしくなったりするケースも報告されています。電源って不思議。

 

電源による音質変動はオーディオ業界ではわりと常識的な考え方で、どれだけノイズが少ない電源を機器に供給し音質アップを図るかを命題に数万~数百万円単位で散財しまくる狂ったマニアックな界隈も存在します。

TV番組の「タモリ倶楽部」で自家用のオーディオ用マイ電柱を立てるという回を動画などで見た事もあるかもしれませんが、それも電源対策の一つで、オーディオマニアの到達点の一つです。これは、数世帯用に分配されている電柱上の電源トランスを自家用とする為にトランスを新たに設置します。よって本体はトランスなんですが、電柱に乗っけるためにコンクリートの柱を埋め込むので見た目のインパクトによりマイ電柱と言われていますが、マイ柱上トランス略して「マイ柱」と言われています。

オーディオ用マイ柱を立てる効果として自分の家や各世帯からの商用電源ノイズを隔絶できることで、時間帯(お昼や夕方などの活動時)やほかの家の電源使用状態を気にせず常時ピュアな電源をオーディオ機器に供給することによって高品位な音質を得ることができるとされています。

電源の一例として長々とマイ柱について書いてきましたが、自分の家に電柱を立てるという一般的にみて狂気と思える行為も音質の為に行っちゃう。それぐらいオーディオにとって電源は大切というわけですね。

 

じゃあ、お前もマイ柱立てればと言われそうですが、できるかぁ!!!!

賃貸の自分には到底無理で家を持っていたとしても色々とハードル高すぎです。私は無理ですが、是非立てたいという方は出水電器という会社で施工してもらえるので問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

そんな軟弱者たちは大体がオーディオ用のトランスやクリーン電源、電源タップ、コンセントなどで電源の高品質化を行うのですが、マイ柱含め商用電源という根本的ノイズ原因から逃れることはできません

 そこで注目されたのがバッテリー電源です。

まず商用電源から完全に隔離されて入力側のノイズ源が排除されるといことと、機器側で直流電源を交流電源に生成することで理想的な交流波形を作成することができることがメリットです。

 

じゃあ、バッテリーさっさと設置しろよという話になりますがデメリットも多数あります。

まず、当然ながら電源使用時間に制限があること。出力に応じたバッテリー量しか使用できないので商用電源と違い充電が必要になります。

そして、大出力を得ようとすると大型化するということ。今回のLiB-AID E500 for Musicは比較的小型の部類なのでプレーヤー、プリアンプ用とされており、パワーアンプでの使用は推奨されていません。

あとは直流から交流にするインバーターの騒音とインバーター自体からのノイズ源が発生する可能性があること。

そしてバッテリー自体に音の傾向があり、さらに商用電源に比べバッテリーは音のパワー感が減衰することが多いというのがあるということです。

 

お互い一長一短あります。私みたいなものは投資する金額や機器の制約からみてバッテリーに注目していましたが、そのお高い金額に加えバッテリー自体から発生する騒音というのが気になり導入を躊躇していました。騒音がでたらいくら音が良くてもすべて台無しになるからです。

そんな中、「LiB-AID E500 for Music」が大阪で試聴できるという情報を発見。これはめっちゃラッキー!!

試聴場所はダイワハウスとのこと。なぜダイワハウスなんだ・・・謎は少し残りますが予約してさっそく試聴会場となるダイワハス なんば展示場に訪問させていただきました。

ちなみに2019年12月16日までとの事であとちょっとの期間になりましたが、気になる方は事前予約して伺ってはいかがでしょうか。

 

難波の家の展示場エリアまで近づきました。なんばには何回もきていましたが家などまったく興味が無かったのでこんなにモデルハウスがあるとは知りませんでした。

近くにはヤマダ電機もあります。

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モデルハウス通り的なところをテクテク歩いていくとダイワハウスのモデルハウスを発見。かなり大きいけどやっぱ普通の家だな。

予約していた旨を伝えると担当者の方に視聴部屋まで案内していただきました。部屋は3階なのでエレベーターで移動。家にエレベーターあるとかすごいなと思いましたが最近は増えているんでしょうか。

家の中はかなりオシャレで数人の方がモデルハウスの見学に訪れていました。家の見学に来たわけではないのでなんかダイワハウスさんに申し訳ない気持ちになります。いつか家買いますんで(超大嘘)。

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ここですとドアをガチャリと開けていただきましたが、そこからは大音量の音楽が!ドアが閉まっている間はまったく音はきこえませんでした。どうやら防音室のようでそのプロモーションも含めて今回のホンダとダイワハウスというコラボに至ったようです。

ダイワハウスさんとしてはこれを契機に防音室の導入も検討してほしいという思いがあるようです。ダイワハウスさんの技術力を駆使して市場価格の半額ぐらいで防音室を導入できるかもしれないとのことです。ダイワハウスさんご安心くださーい!私は導入します!(超絶大嘘)

部屋の中も家の中同様おしゃれなつくりで、こんな椅子に座って聞かせていただきました。

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そしてお目当てのLiB-AID E500 for Musicを含めオーディオシステムも鎮座しておりました。

システムは下記の通りで、ピュアオーディオのエントリークラスの構成でした。

CDプレーヤー:ONKYO C-755

プリメインアンプ:ONKYO R-N855

スピーカー:DALI OBERON1

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 CDプレーヤーとプリメインアンプ。2万5千円と5万円ぐらいのエントリーモデルですが、オンキョー製なのでいい音はでるはずです。

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スピーカー。ブックシェルフ型ですね。ペア5万円ですがエントリーモデルにも定評のあるDALI製なので音質は問題ないと思います。

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これがお目当てのLiB-AID E500 for Musicですね。うーん見た目はとても30万円のものに見えません。なんというか、バッテリー電源まんまですね。はい。

しかし音が良ければ何でもいいです。ホンダを信じろ

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コントロールパネル部です。コンセントの「GTX-D NCF」ロゴがまぶしいぜ!あと、バッテリー残量の表示が。

このパネルがヒドロナリウムという謎の素材でできているんですね。

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LiB-AID E500 for Musicの裏面に排気口がありました。この排気口からの騒音がチェックポイントの一つです。

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LiB-AID E500 for Musicの仕様表記。ちなみにバッテリーの充放電は1000回ぐらいとのことです。毎日充放電を行ったら約3年で寿命がくる計算です。電池の交換はできるのだろうか?

(2019/12/22 追記:充放電1000回でバッテリー容量80%というコメントを頂きましたので、参考情報として追記します。)

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色々と紹介しましたが試聴が終わった後に写真撮っています。実際は部屋に通されてからすぐ音を聞かせていただきました。

まずは担当者の方から機器の説明とバッテリーを使うことによって音のノイズ感が減ることを簡単に説明頂きました。

いよいよ視聴開始で、CDプレーヤーとアンプの電源コードを壁コンセントに直接接続した状態からビールズの曲(曲名失念)を聴きました。そしてCDプレーヤーとアンプの電源コードをLiB-AID E500 for Musicに接続し聞いてみました。

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フムフムなるほどねー、 違いが思ったよりよくわからん。若干ノイズ感は減っている気はするが騒ぐほどでもないです。いずれにしてもあんまりいい音では無いなと感じました。

ビートルズは普段聞いておらず、50周年記念のアビイロードは買ったものの封を開けていないぐらいなのであんまり曲自体わからんというのもあります。

持参したCDに変更して聞き比べをお願いしました。

 

 聞いた曲はSHANTIさんの「KISS THE SUN」より「ウェイク・アップ・トゥ・ザ・サン」を曲の最初から歌い始めまで聞ききました。この曲自身が良いというのはもちろんですが、多彩な楽器による豊かなメロディーとSHANTIさんの美しくも芯があるボーカルが聞けるかが確認したく選びました。

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まずはCDプレーヤーとアンプの電源コードを壁コンセントに直接接続した状態から。いつも自分の家で聞くより上下のレンジが狭くなり音の色彩が薄く、音がボヤついた印象です。ボーカルなんかはボケボケで音像も甘くちょっと聞いてられないなというのが率直な感想でした。

次はCDプレーヤーのみLiB-AID E500 for Musicに接続しました。先ほどよりはノイズ感が減り、音のメリハリがでました。ただ、激変というところまでは無く少し良くなったという感じです。

最後にアンプもLiB-AID E500 for Musicに接続しました。低音が伸びてそれに伴い高音の表現も良くなった印象です。ボーカルも少し生気が出始めた感じです。ただ、こちらも大幅な改善ではありません。

 

全てのパターンを聞き終えましたが、正直微妙でした。思ったよりかなり少ない音質改善効果しか感じ取れませんでした。

私の耳が悪いというのはありますが、ちょっとこれを聞いてもだれもこの機器を買いたいと思わないのではないか?と考えてしまいます。

ちょっと微妙なリアクションをとっていたら、担当者の方からいかがだったでしょうかと聞かれ、まあ効果はわかりましたと回答はしました。

担当者の方はダイワハウスの方で家のプロですので、正直音の変化は分かり辛く、LiB-AID E500 for Musicに機器を接続しても変化が正直あまり分からないとのことでした。

私も変化したとは言ったものの、変化は小さく変化が分からないのも頷ける結果と思います。

 

しかし、いくら使用している機器がエントリー機とはいえ、これだけの電源が改善されているのに機器の力が出ているとは思えません。

ONKYO製のオーディオ用で専門機です。もっといい音がでていいはず。

そこからでてくる答えとしてはCDプレーヤーとアンプに使用されている電源ケーブルが音質の律速になっているのではないかという事です。見た感じは機器に標準で付属する電源ケーブルでオーディオ用ではありません。これを交換して聞いてみたい。

実はダイワハウスにお邪魔する前にCDプレーヤーとアンプの電源ケーブルが変更できることを確認しており、念のためにオーディオみじんこ製の電源ケーブル大蛇GRと大蛇Jr.を鞄に忍ばせていました。これらのケーブルは約5万円と、約4万円なので価格的にはエントリークラスの上位という位置づけぐらいですが、実力的にはもっと上だと思っています。

usamaru.hatenadiary.jp

 

恐る恐る、「あのー、電源ケーブルを交換して試聴してみたいんですけど、大丈夫ですか?」と聞いてみたら「いいですよ!」との快く回答いただきました。圧倒的感謝

さっそく、持ち込んだ電源ケーブルを取り出してCDプレーヤーに大蛇Jr.、アンプに大蛇GRを接続しました。担当者の方も手伝っていただきましたが、電源ケーブルの交換を不思議に思っているようでした。一般的な感覚でいったら当然ですが、これでオーディオファンは遊んでますと答えておきました。

 

まずは電源ケーブル大蛇2本を壁コンセントに直接接続して「ウェイク・アップ・トゥ・ザ・サン」を聞きました。でてくる音色は先ほどの付属電源ケーブル2本LiB-AID E500 for Music接続状態を軽く飛び越えてきました。音の色彩は広がり、音の出だしのアコギからボーカルまで生気を帯びた生の音のようになります。

予想以上に音が良くなり電源ケーブルによる音の変化とONKYOのプレーヤーとアンプの実力を知り驚きました。担当者の方も、「変わりましたね!!」と非常に驚いた様子で声をかけられました。

次はCDプレーヤー電源だけLiB-AID E500 for Musicに接続して聞きました。明らかな音の密度の上昇とS/N比の上昇を感じます。音の情報量は増えるがノイズ感が減るので曲調通りのカラッとした音色が部屋中に広がります。CDプレーヤーの電源をバッテリー電源に変えるだけでこれだけの変化がでるとはと感心しました。担当者の方もさらに音が良くなった認識でした。

最後にアンプ電源もLiB-AID E500 for Musicに接続し聞きました。低音はよく弾み、音の空気感がちょっと今までとは次元が違う感じです。平面的だった音が立体的になりボーカルの音像がまとまり、生の音に近づくイメージです。担当者の方も「本当に歌っているみたいですね!」とさらに驚いた様子でした。

最後の方は自分で試聴するのもありますが、担当者の方が音の変化にどの程度食らいついてくるかも見てしまう一面もありました。だって分からん者同士で意見言い合う方がおもしろいじゃん。

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結果は電源ケーブルを変えたことによりLiB-AID E500 for Musicの実力が本物であるというのが分かりました。全面的な音質向上が見て取れ、電源の重要性を再認識されました。エントリークラスの機器でこれだけ潜在能力を引き出せるのだから、ハイエンド機器ならば・・・と妄想が膨らみます。

ただ、その実力を発揮するには付属の電源ケーブルでは難しく、ある程度のオーディオ用電源ケーブルが必要など環境の整備は必須であると感じます。

LiB-AID E500 for Musicをポン置きして何も変化が無いと嘆く前にある程度準備が必要です。まあ、このグレードの物を買う人は準備万端かと思いますが。

 

その後色々な曲を聞きたいとリクエストしたら、ほかの仕事をしていますので終わったら連絡ください、ということで担当者の方は部屋から外されました。

まずは音源はそのまま若干ボリュームを上げてLiB-AID E500 for Musicの騒音を確認します。先ほど聞いていた状態では微塵も騒音など確認されなかったのでどんどん近づいてみます。

かなり接近しても何も聞こえません。頭を近づけても聞こえません。耳を本体にくっつける寸前までいって少し騒音が聞こえました。ただ、これは自室構成から考えるとまったく影響が無いと確信が持てます。よっしゃあ!

 

色々聞いた中で印象的だった曲を3曲ほどピックアップしました。最初は2本の大蛇電源ケーブルを電源コンセント直接接続して聞いて、その後LiB-AID E500 for Musicに同時接続して聞くという方法で試聴しています。

 

①柴田淳 「あなたと見た夢 君のいない朝」より「雲海」

この曲は単純にめっちゃ好きなので是非きいてみたかったです。コンセント直挿しでは少し音が平面的かなとは思いましたがまあいいじゃないと感じていました。

LiB-AID E500 for Musicに接続すると先ほどと繰り返しになりますが音の粒子の細かさと実在感が桁違いになり、部屋の空気が変わったと感じるほどの音色が聞こえてきます。一周回って、コレ壊れてるんじゃないの?と思えるぐらいのいい意味の変化だったので同曲で壁コンセントとLiB-AID E500 for Musicを交互に差し替えて聞いてみましたが効果は変わらず。いやー度肝抜かれちゃったな、ボク。

 

 ②oasis 「MORNIG GLORY」より「Don't Look Back In Anger」

バッテリー電源だとパワー感が喪失するとの定説もあったのでロックも聞いてみることにしました。この曲はゴリゴリのパワー感溢れる曲調ではありませんが、やはり好きなので聞いてみた感じです。ロックなら散々ネタにしているTHE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」を聞けよと突っ込まれそうですが、普通に忘れていました。ここに謝罪いたします(全力土下座)。

コンセント直挿しで聞いた時はラウド感があり低音も特に問題無い認識でした。

LiB-AID E500 for Musicに接続するとさらに音の分離が進み各楽器の音色が明確になり、低音の切れが良くなりました。パワー感が落ちたとは微塵も感じません。ノエルの歌声も明瞭になり開放的になった印象です。

 ロックのようなパワーが必要な曲にも耐えて、さらに音の幅が広がると感じました。弱点を感じないというのはかなりのアドバンテージと思います。

 

③マライア・キャリー 「メリー・クリスマス」より「All I Want For Christmas Is You」

この曲は自分の聞きたい曲を全部聞き終わって帰ろうかなと思ったときに試聴室で見つけたところから聞きました。超名曲で何回も聞いていたのでわかりやすいというのもあります。

コンセント直挿しで聞いた時はマライアキャリーの高音まで美しく伸びる歌声を聞けてこれでもいいんじゃないのやっぱりと思ってしまいます。

LiB-AID E500 for Musicに接続すると一音目のベルからまったく違う事に思わず笑ってしまいました。歌声云々というよりリン♪というところですべて決着がつくぐらいの音の美しさと実在感の違い。当然ながら曲中全ての音色がグレードアップしていました。

 

試聴を終えて電源ケーブルを元通りにしダイワハウスさんを後にしましたが、今回の経験によりLiB-AID E500 for Musicを申し込むことを決心しました。この音質効果で30万円は大いにアリです。

現時点で既に申し込んではいますが、4回に分けて申し込みが行われており最終枠での申請となっています。オーディオアクセサリー誌の賞も受賞して注目度は上がり抽選は不可避と感じています。2019年12月18日までなので気になる人はお早めに登録したほうがいいです。

私は試聴期間の2日目か3日目に行ったのですが、既に数名の方が聞きに来ていたみたいです。思ったよりかなりライバルは多いと思います。

 

最後になりますが私よりささやかなお願いをお伝えしたいと思います。

ホンダさーん!どうかボクを、この哀れな子羊を選んでくださーい!!!ちゃんと使いますので!お願いしまーす!!

本名で申請しているのでわからないと思いますが何というか・・・その・・・忖度的な何かがあってもいいのでわぁ!?ダメ?調子に乗りました!スイマセン!!忖度、ダメ、ゼッタイ!

 

厳格な抽選だと思うのであとは座して待つのみ。朗報を願っております。

今回試聴の機会を頂きました本田技研さんとダイワハウスさん、誠に有難うございました。

今回はこんなところです。