うさぎ部屋でもイイ音で聴きたいんじゃ!

苦情にビクつきつつマンション賃貸8畳間よりオーディオ・ビジュアルを楽しんでいくブログです。

【散財の記憶】人は有機ELテレビ買ったほうが幸せになれるのか(4K有機ELテレビ LG製OLED65G1PJA)

こんにちはUSAMARUです。

 

私のブログは甲子園超強豪校ばりに休止するのですが、その間に買ったものが何個かあり結果的に黙っている形になっています。

最近は大したものは買っていないんですが10万円を超えるものが有機ELテレビぐらいなので散財の記憶として残しておきたいと思います。

なお、LG製のフラグシップは最新型のOLED65G2PJAとなっているのでご注意ください。

 

私は2016年12月頃より4K液晶テレビの東芝製58Z20Xを使用していました。

プラズマテレビより乗り換えて画質の普通さ(フルHDでは数年前のプラズマテレビと同等)、黒の表現の緩さに悪い意味で驚きつつも、PCでの120FPSゲーム体験、全録機能、初めての4K画質、焼付きが皆無というメリットもあったので何となく使っていました。

ただ、テレビの進化というのは凄いもので黒の表現に優れた有機ELの低価格化が加速度的に進み、当時ではとても手が出なかった価格の有機ELテレビがなんとか買えるレベルまでになってきています。

そして、液晶テレビの黒の表現が逆立ちしても有機ELに敵わないというか、次元が違うのをiPhone Xsの有機EL画面で確認したので有機ELテレビの導入を決断しました。

有機ELテレビを買うなら最新規格のHDMI2.1を全ポートに搭載して最新型のパネル、大型有機ELパネルを唯一供給し覇権をとっているLGしかないかと考えスマートかつエレガントに即決しました。

 

・・・というのは嘘で、まず東芝の有機ELテレビでHDMI2.1の機種出てくんね−かなーと待ちます。ずっと正座しながら待ってました。しかし、待てど暮せど出ずHDMI2.0対応のみ。

HDMI2.1に対応しているのは国内メーカーでちらほら出てきていますが、全ポート対応しているのはLGのみ。AVアンプがあれば全ポートも対応いる?という疑問がありますが、俺はHDMI2.1対応のAVプリを手に入れれる保証がねぇとういう所で色々直挿しできそうなLGが最有力候補となりました。

 

次に有機ELテレビの焼付き問題は大丈夫なのか?という所で死ぬほど迷います。

というのも、特性の似たプラズマテレビの焼付きのエグさがどうしても記憶としてあり、ゲームしながら寝落ちしようもんなら画面上にゲームの文字や地図が焼付き地上波を見ながら異世界転生が味わえるというラノベ系テレビと最終的に化していました。

そしてこの焼付きに関しては当時は復旧不可で諦めるしか無いというハードコアモードであり焼付きが酷すぎたら買い換えるしかありませんでした。

調査したところ有機ELテレビも根本的に焼き付きを解決できていないという悲しみを目にしましたが、ピクセルクリーングという修復機能的なのである程度回避できるとのこと。まぁあんまり信用していませんが前みたいにはならずに済みそうなのでとりあえずOK。

 

あとは画質ですがLGからG1とかいう最新世代のパネルが発表され1年はLG独占ぽい感じ。

Hi-Vi(雑誌)の批評でも新型パネルはコントラストとか凄え!従来より大幅な画質上昇!こりゃベストバイだな!といつもの提灯記事をまま見せられ、やっぱ凄えのかなとLGにほぼ心は決まりかけつつ画質と価格を調査に家電量販店へ。

 

LGを中心に東芝やSONY、Panasonicの最上位クラス有機ELテレビを見比べますがう〜ん全部画質良い(笑)。近くに液晶テレビもあるので見比べますが黒の表現も影響し大体6馬身差ぐらい有機ELテレビはよく見えます。

ただ、各社の有機ELテレビに明確な画質の差が分かるかというと正直良くわからん。G1パネルのLGより東芝の方が個人的に好きな感じなどもはやどれでもいいんじゃねえかと思うくらい各社頑張っています。

昔はもう少し画質の優劣があったような気がしますが、大手のプレミアムモデルは各社の看板かつ高収益商品なので全社ガチ勢と化している感じで妥協があまり見られません。

 

そうなってくるとあとは前述の機能性と価格だけなので価格調査だけです。

日本橋と梅田の家電量販店全店を足で調べます。そしてぐるぐる周り、画質をもう一度確認しつつ価格が下がらないかチェックします。

ネット上でも価格を調査してどのへんが底か確認し、家電量販店との差でそれほど差がないこと確認しつつぐるぐる日本橋と梅田の店を周ります。

本当に俺は有機ELテレビが必要なのか?現状の液晶テレビでも正常に動作しているので買い換える必要はあるのか?黒の表現だけ我慢すれば東芝からHDMI2.1機能タイプがでるのでは?価格面で適正なのか?という自問自答を続けます。

さらにぐるぐる周ります。紅葉が散り街は早めのクリスマスモードになります。でもぐるぐる周ります。ずっと悩みます。人生とは何か考えます。冬の夜空を見上げます。

「やっぱ、本当の黒に光る星は綺麗なんだよなぁ・・・。

翌日、目星を付けていた家電量販店にダッシュします。

早い話が馬鹿みたいに2ヶ月悩みましたが遂に購入を決断し店員さんに注文。

 

ワイ「すいませーん!このLGのOLED65G1PJAください!(爽やか)いくらぐらいになります?(爽やか)」

店員さん「あっ、ありがとうございます!頑張らしていただきます!税込み、設置コミコミでぇ〜・・・33万円でいかがでしょうか?」

ワイ「買います!(爽やか)」

店員さん「ありがとうございます!納期状況チェックします!う〜んとぉ、納期の方ですがぁ・・・韓国からのコンテナの関係で約2ヶ月となっておりまーす(小声)

ワイ「・・・はぁ?それまでずっと夜空見上げとけってのかい?(怒気)

店員さん「(何言ってんだこいつ・・・)ちょ、ちょっとまってください再度確認します・・・えーと、あっもう少し短くなりそうなんでまた連絡させていただきます。たぶん1ヶ月ぐらいでいけそうです。」

ワイ「そのぐらいなら大丈夫です!よろしくお願いします!(爽やか)」

後日連絡があり、1ヶ月後の1月にテレビは届くことになりました。

 

遂に買った!あとは現状では設置不可能な65型サイズに対応するのみ。

実はテレビが長すぎて現状のテレビ台に設置できないのは確認済み。ただ、テレビ台は今のままでいきたい(テレビ台まで買う金が無い)のでネットで購入した家具転倒防止伸縮棒で足りない分を継ぎ足し、あとは納入を待つのみ。

有機ELテレビが届くまで液晶テレビの画質を最期まで確認しておきました。

 

そして遂にLG製OLED65G1PJAが到着!相変わらず前フリが長い!

最終的に33万円支払いのポイント付き、前のテレビ引取料(売却料)で実質28万円というところ。ま、良かったかなと思います。

メーカーの方に設置して頂いたので楽ちんで各種ケーブルを接続するだけですぐ使えるようになりました。

改めて見ると58型から65型に変わっただけなのにやっぱでかく感じます。ま、1日で馴れたんですけど。

普通に設置しちゃうと斜め上の傾斜になり、私の視点は画面より少し低いのでうまくお互い交差するような形になるので足にゴムをかまして斜め下になるようにしています。たぶん、地震でテレビは倒れます(白目)。地震対策用のバンドも付けたのでなんとか持ってほしいです。

 

同軸以外のケーブル各種は下記のようにしました。早く次世代AVプリアンプを繋げたい!

HDMI1・・・UHDプレーヤー UDP-205(映像出力のみ)

HDMI2・・・AVアンプ RX-A1060(ARC)

HDMI3・・・ゲーミングノートPC

HDMI4・・・Playstation5

光出力・・・SACDプレーヤー SA-10

LAN・・・そのへんのHUB

USB・・・録画用HDD 3台

 

リモコンはマジックリモコンというもので最大の特徴はマウスみたいに使えるようになる機能ですね。ケームのWii リモコンコントローラ的なものになりますが、これが実際使ってみるとめちゃめちゃ使いやすいです。もうボタンなんか押してらんない。

リモコンを振りながら画面のカーソルを即座に合わせれますし、リモコン真ん中のホイールで画面を上下できるのでマジ快適。これは他のメーカーを圧倒していると思います。

それ以外は軽くて持ちやすいってのはありますが、おおむね普通じゃないですかね。

 

 

 

機能の方は録画やらストリーミングやら色々ありますが多すぎるのでHPとか見てみてね。

ただ、機能面であえて挙げるとすると音声出力システムのクソ仕様でちょっと物申したい事があります。それは、HDMI出力と光出力が同時にできないといことです。

これはどういう事かというと、通常はHDMIでAVアンプより音出ししている状態から気分やソフトによって光端子からCDプレーヤーのDACで音出しすると言うことに切り替え作業が介在することになります。

液晶テレビの時代は同時に出力できていたのにこのテレビでは仕様上切り替え作業必須なようで、まぁまぁな不満ポイントとなっています。ソフトウェアアップデートとかでなんとかならんものかな。

 

では画質の方を確認していきたいと思います。まず見るのはYoutubeの動画です。様々な色の背景で女性の方が描写され画質と見やすさでリファレンス的に見ています。


www.youtube.com

 

上記の動画をテレビ側は設定「標準」でHDR、Youtube側は「2160p 60FPS」で確認しました。

動画開始0秒で液晶テレビと比較し圧倒的黒の表現に驚かされます。液晶テレビでは最初の女性の背景は黒いのですが白く浮いている状態で、体の輪郭もその影響を受けてヘイロー効果のように不自然な明るさを伴っていました。

それがこの有機ELテレビでは真の黒を見せつけられるような背景で女性が自然に浮き上がり肌の滑らかさやみずみずしざ、顔のペインティングのコンストラストなど実在するかのような表現をしてくれます。

動画を見進めていくと色々な女性がでてくのですが、色表現に加え明らかに以前より高精細で前はこんなシミあったけな?とか化粧ののりかたの違いが分かるほど画質と表現力が向上しています。

冷静な感じで言っていますが実際はこんな感じです。

「背景くっっろ!これマジ!?全然白くならないでんすけど(笑)いやー今までは何だったのか、バックライトの光量を調整した日々は何だったんでしょうかあああああ!まあ、いいや。しかし、女の人の肌も明らかにヌルっとしているかリアル感あるなあ。唇とかすっげえみずみずしい。アジア女性のひとの所めっちゃ赤いなー。赤って赤なんだなー(意味不明)つうか、目の周りのラメの光り方がこんな艶あったっけな。そして全般的に凄い言いにくいんだけどめっちゃシミがみえてるな・・・モデルさんでもやっぱシミはできるんだ。昔のアイドルはトイレに行かない!みたいな考えもあったみたいけどそんな気持ちもわかるわ。しかし色鮮やかなー。女性も目の前にいるかのようだし。なんか浮き出てない?実在感があるってやつとういか、オーディオ的にサウンドステージが出現した!と言っちゃうやつ。それ、俺のことな!まあこんだけ画質が良いのは元の映像の質が良いからかもしれないけど、やっぱテレビの力というか有機ELパネルの力が大きいかな。バックライトとかもういいわやっぱ自発光って神!!!!!!!」

 

次はDOLBY VISIONに対応しているということでこちらもリファレンスとしているUHDソフト「1917 命をかけた伝令」を見てみることにしてみました。

通常時はDOLBY VISIONの設定項目はでてきませんが、対応信号がテレビに入力されると選択できるようになります。

DOLBY VISONは2種類モードを選択できますが、「DOLBY VISION シネマダーク」が好ましかったのでこの設定にして鑑賞しています。

DOLBY VISONである程度みてみましたが、確かにいいがこの方式の方がベターかと言われると謎という感じです。HDR10との違いがあるかもしれませんが、なんか好みの問題のようなそうでもないような。規格でいうとPCMとDSDの違いのようなもでしょうか。こちらはDSDの方が好きなんですが。

まあ、よくわからんのでいつも見てるシーンでも見てみます。冒頭部の主人公たちが将軍より死ぬほど無茶振りされるシーン。暗闇の中で死ねと言われているような内容を兄の生存のためと人参をぶら下げられ出撃を決意する緊迫する所です。

ここも暗所ですが黒が引き締まり仄かな灯りに浮かび上がる将軍たちの鋭い視線、主人公たちのいや無理ですやん・・・というひきつる表情が生々しく表現され臨場感抜群です。服装も灯りに照らされて茶色の軍服のシワや滑らかな質感が当時の再現を手助けしています。

 

あとは、終盤近くの敵陣に潜り込んだシーン。夜の瓦礫となった街を走り抜けるのですがあまりにも高精細すぎて崩壊した建物や瓦礫にセット感を強く感じてしまいます。以前もそれなには感じていましたが、今回はさらに強く感じる結果となり解像度が高すぎるとオーディオ同様弊害も出てくるんだなと感じました。

 

そして、この映画の見せ場の一つである大きく炎上する建物に到達するシーン。燃え盛る炎のダイナミックさと逆光となる手前の主人公、噴水場の暗部を正しく表現仕分け、煙や水たまりの反射などの雰囲気表現も大満足な結果となりました。

 

FILM MAKER MODEもあるのでこちらでも見てみます。本来は映画を見るべきもしれませんが、ここはUHDソフト「8K空撮夜景 SKY WALK」を見てみました。

このソフトは夜景中心ですが序盤に夕焼けもあり、日が沈む際の鮮やかな赤色が非常に印象的です。夜景も予想通りに建物や街灯の光と夜の黒色がきれいに表現され満足でした。

 

で、まあこのあたりはいいんですが液晶テレビを使っているときから疑問に思っていた事があり、このソフトで明らかに夜景が白く画質も劣るような箇所が散見されます。

例を挙げると下の画像の品川コンテナ埠頭のような街と夜空が二分割されるような夜景シーンなんですが、明らかに夜空が白みがかり、写真画像ではわかりにくいですが白身部分が悪いフィルム映像を見たよう感じになります。

昔でれあれば液晶のバックライトの問題か?他の箇所は大丈夫なような気もするけど自信が無ぇ・・・という状態だったんですが、今ならオリジナルのせいである!(ドン!)と言えるようになりました。

このソフトは結構シーンごとの画質の差がでかいなあと改めて感じさせられると共に、リファレンス足り得るテレビを入手でき画質面の信頼性を得た喜びを感じます。

 

 

この有機ELテレビを購入して約8ヶ月ぐらいになりますがまだ全貌がよくつかめていません。動画、映画、ゲームで設定を調整しながら日々是勉強中です。

ただ画質に関しては5年前の液晶テレビを完全に凌駕していると感じました。

現在の有機ELテレビと液晶テレビでは性能の差はあまり無いかもしれませんが、液晶では表現できない領域を有機ELなら表現できるという所は仕様上あると考えています。そこを大切にするか否かで安い液晶か画質の有機ELかの判断かなと思います。

昔に液晶テレビを買って有機ELテレビに買い換えるかそのまま液晶で凌ぐか迷っているそこのアナタ!マジでいい体験ができると思います!有機ELテレビで日々が結構幸せになれると思いますよ!知らんけど!(関西特有の全回避)

 

次回は久しぶりのお出かけレポートやりたいと思いまーす(気力次第で断念しちゃうかもしれんけど)