デアゴスティ〜ニ ♪ でQueenを聴〜く ♪ (オペラ座の夜 / A NIGHT AT THE OPERA - DeAGOSTINI 180g重量盤LP)
こんにちはUSAMARUです。
お久しぶりです!みんな元気してるかい!
私の方はなんとなく元気です。ここ1、2ヶ月ぐらい消えたも同然でしたがまたぼちぼちやっていくぜ!
久しぶりなんで最初何にしようかと考えてたんですが、やはり今ヒット中の「ボヘミアン・ラプソディ」にのっかるしかねえ!と思い、以前購入したまま放置聴けていなかったLPの「オペラ座の夜」を聴くことにしました。
いや、俺も大阪ハイエンドオーディオショーのこと書きたいよ?でもさ、ブース多すぎ!前回の約3倍で書くの時間かかるんじゃ!あといろいと忙しかったし。そいうことで、もうちょっとだけ待ってね♡
今回聴くQueenのオペラ座の夜は最新盤というかデアゴスティ〜ニ♪でお馴染みのデアゴスティーニ社から「クイーン・LPレコードコレクション」と名をうったものから購入しています。
Queenのアルバム、ライブ音源をデジタルマスターでカッティングして180g重量盤のLPで毎月2枚ずつ、合計25枚発売するという完全に映画に乗っかったデアゴスティーニならではのシリーズ販売で新規ファンとLPを保持していないファンには嬉しい新作LPとなっています。
しかも、みんなが一番欲しいであろう「オペラ座の夜 / A NIGHT AT THE OPERA」が初回限定価格1980円で発売される!これは買うしかねえ!ということでAmazonで購入しておりました。
これ以降は2980円か3980円になるととのことですが、180g重量盤のQueenのレコードが新品LPで手に入るチャンスなんてこれからあんまり無いのではと思います。コメンタリーもつくのでQueenについても少し学べ、我々Queenミーハーには一石二鳥です。再生にはレコードプレーヤーが必須ではありますが。
発売初期のUKオリジナル盤やQueen ORBを入手する等Queen沼に入るのはこれを聞いてからでも良いかなと思います。
クイーンLPレコードコレクションの詳細はHPでご確認ください。
↓クリック!
それではAmazonから届いたLPレコードを開けていきましょう、というかダンボールでけえ!
Audio Accessory誌と比べればこの大きさがわかると思います。深さも結構あります。
安いので気軽に買ってしまいそうですが、家庭持ちの方などは奥さんから「あんた!またもう何買ってんのよ!役にたたない物ばっかり買って!」と怒られそうなサイズです。必死に見繕ってください。
アマゾン特有の梱包です。他に手はなかったのだろうか・・・。
ダンボールから剥ぎ取りました。
まず皆さん考えることかと思いますが、ダセえ!!!というところでしょう。
デアゴスティ〜ニ ♪じゃねえよ!LP表紙に値段も乗せるんじゃねえ!と思うかもしれませんがご安心ください。LPは個別に梱包されています。
中身はコメンタリーとこのシリーズの宣伝、当時の写真、メインのLPがありますが、コメンタリーを乗せると怒られると思うので見せれそうなところギリギリを見せていく形にします。
コメンタリーはオペラ座の夜作成秘話とメンバーの当時のコメントが載っていました。正直ネットで探せば知りえるような情報ではあり量もそんなに無いですが、本で読めるのと写真が大きく綺麗なこと、知らない事も書いてあったのでそこはGOODでした。
まず、Queenの歴代アルバムとライブ音源が載っていました。これらが全部LPとして再販されるわけですね。
今回のマガジンの説明が書いています。全般的にLPが高音質なことを押しています。
オペラ座の夜以降も順次発売されていきます。お金に余裕があれば買ってみよう!
これがLP単体品です。ビニールで梱包されていました。
取り出しビニールを剥がしたところ。
ジャケットは紙です。若干のチープさはありますがそこはいいでしょう。安いし。
LP裏面
オペラ座の夜のMQA-CDがあるので大きさ比較してみます。まあ、普通のLPサイズです。
LP単体を取り出しました。
紙で包装されているパターンですね。
LP以外には歌詞カードと写真カードが入っていました。
実際のLPです。Disc1面。
エエやん・・・。めっちゃ綺麗ですやん・・・。
新品なんで当然なんですが盤面がかなり綺麗です。この綺麗さで重量盤ということでかなり期待感が高まります。
Disc2面。
こっちに「Bohemian Rhapsody」が収録されています。
じゃあ早速レコードプレーヤーKP-1100に載せていきます
今回聴くにあたりKP-1100のRCAケーブルとMA6900間に余裕を持たせるためにプラグアダプターを購入しました。
また、レコード針先の汚れが気になっていたのでクリーナーも購入し塗りつけております。
あと、MA6900からプリアウトしてMA-9S1で鳴らすためにプロケーブルから5mのRCAケーブルを調達して接続しました。
MA-9S1に挿しました。
今回LPを聴くのですが、せっかくなのでMQA-CDとの比較試聴をしてみます。
現在最先端のデジタル音源方式であるMQAとどのような違いがあるのか個人的にも興味があります。
最初にMQA-CDを聴いて、その後にLPを聴くスタイルでいきます。
MQA-CD再生はUDP-205でディスク再生してMQAコアデコードし、Sonica DACでアナログ変換するのが音質的に良いと感じているので、この方式でいきます。
UDP-205でMQA再生時は下記右下のように「MQA Studio」という表示がでます。
Sonica DACでS/PIDF入力しますがPCM 88.2kHzと表示されCDでハイレゾ音源が再生されているのがわかります。UDP-205がMQAのコアデコードしかできないのでこの数値です。
試聴で使用する機器は下記です。
<LP再生で使用>
・アナログプレーヤー KENWOOD KP-1100
(カートリッジ MM型M44G)
<MQA再生で使用>
(MQA-CDの再生。S/PDIF同軸出力)
<オーディオシステム>
・プリメインアンプ Mcintosh MA6900
(プリアンプとして使用。KP-1100からはRCA入力。Sonica DACからはXLR入力)
・パワーアンプ marantz MA-9S1
・スピーカー Aerial Acoustics Model7
いつものように前置き長くなりましたが聴いていきます。
試聴する曲は下記3曲です。
①4曲目 You're My Best Friend
②5曲目 39'
③11曲目 Bohemian Rhapsody
①「You're My Best Friend」
「You're My Best Friend」はジョン・ディーコン作曲の名曲で、Queen初期のヒット曲のひとつです。我らがディーキーの最初の名曲を堪能させていただきましょう!
そんじゃあ、MQA-CDから再生していきます。
MQA-CDの再生は簡単!CDをセットして再生するのみ!これでハイレゾ音源が聞けるってすごいね。
まあ、ハイレゾというよりは時間軸の歪みを小さくしている方が圧倒的に音質良くしてると思うけど。
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MQA-CDで再生中♪
正確無比。そんな言葉がでてくる歪みの無いサウンドが広がります。
ボーカルステージが見えてくるようで一音一音はっきりしています。
音場的には横の広がりを感じフラット気味の音程です。ただ、聴くべきとことろの凄みといいますか、例えばエレキギターの鮮烈さなどがありありと聴け、これにやられてMQAに少しハマっているこの頃です。
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LPを再生します。
私の方、少しLP再生のほうがわかってきたような気がしています。
まずレコード上の太い線の近くに針を落とすと曲の最初から聞ける!・・・これ普通なのかな?みんな知ってるの?まあ、そういうこと。
あとね、針を落とすときはUP/DOWNエレベーター的な物を使う!直接レコードに針を落とすのは厳禁である!
これは大阪ハイエンドオーディオショーでステレオサウンドのオーディオ評論家 柳沢先生から教わりました。みんなもこれを使おう!(常識か)
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180g重量盤LPで再生中♪
Im in Love Carに少しかかりましたが、まったくプチプチ音が聞こえません。イイね!
ただ、キーンて音がするけど大丈夫かな。俺のシステムのせいなんだけど。
おっ、You're My Best Friendが始まった。
少し低音の量感が減った気がします。ただ、音が暖かくなる傾向になりました。
中音が厚くなったというか、さっきまでのフラット感から団子状でくる感じになっています。
ただ、これは私的には好きな傾向なので好意的に受け止められます。
この曲の温かみとマッチしていて非常にいいです。
ただ、ちょっとキーンて鳴るね・・・。俺が悪いんだけど。
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② 「39'」
「39'」はブライアン・メイ作曲の隠れた名曲で、「You're My Best Friend」シングルカット時のカップリング曲となっています。
天文学を学んでいたブライアンらしい宇宙をバックボーンにした曲でブライアン自身が歌っています。ロジャーのハイトーンコーラスも聴きどころです。
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MQA-CDで再生中♪
曲開始時、静けさからのアコースティックギターの音色が微粒子のように体にぶつかってきます。例えるなら、寒い日の朝の空気感で澄み切っている中に音が聞こえてくる感じです。
やはりサウンドステージは広く、ブライアン・メイの歌声が凄い正確さで伝わってきます。もはや目の前にいて直接聞こえてくるようです。
かなりの解像度で正確に音楽が聞こえるので3D的な立体感があり、縦横の奥行きを感じます。かなり現代的かつアナログさを感じさせる音で、もうMQAがあればそれでいいんじゃないかと思ってきてしまいます。
これはそう、まさに宇宙的に言うと満月を感じさせる音でした。(意味不明)
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180g重量盤LPで再生中♪
さっきよりノスタルジックさがでた感があります。
微粒子感は減りますがアナログ特有と思われる滑らかな音で音にパワーを感じます。
70年代の良さがでていて当時の音楽性が再現されていると思います。少なくとも現代さは減ります。
冬の朝というよりは、ポカポカしたときに聴きたくなるような音に聞こえます。
解像度より音の厚みを重視する方にはやはりLPでの再生がいいかもしれません。新品ということでこちらでもプチプチ音は皆無です。
この音は宇宙的に言うとそだなあ、木星だ!(意味不明)
やはりキーンという音が聞こえます。ボリュウムを下げると聞けなくなるのでノイズなのかな。レコード好きの人ならブチ切れられそうな環境で音楽聴いてすいません。
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「Bohemian Rhapsody」は映画の題名になるほどの名曲でQueenの代表曲です。Queenの好きなとか名曲的なランキングでは確実にこの曲が1 位になるほどの名声及び曲自体の素晴らしさをもっています。
曲は1)バラード部、2)オペラ部、3)ロック部、4)バラード部と4部構成で構築され6分に渡り各音が複雑に展開します。
もうご存知ともいえるのこの曲を聴いていきます。
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MQA-CDで再生中♪
MQAの素晴らしさを教えてくれた音楽がそこにあります。
ボーカルの再現力、ギターサウンド、芯のある低音、顕微鏡で見ているような繊細な音の波を感じます。
オペラ部のガリレオ高音やオーバーダビングした部分のエコーも非常に立体的で楽しいです。
ロック部からのギターもやはり鮮烈で空気感が伝わってきます。
しかし、正確な音過ぎて人によってはつまらなくなる感じるかもしてません。
ただ、まったく手が抜いてない、情報量満載の音楽に感じます。
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180g重量盤LPで再生中♪
MQAのときより解像度の低下を感じ、少し丸くなっています。
ギターの鮮烈さは抑えられますがパワーを感じます。
オペラ部もMQAのステージ感の代わりに生々しさというかライブ感が入り、ロック部は良い意味での荒々しさが好感触です。ただ、ギターがちょっと歪み気味かなというのが残念でした。
いろいろと言っていますが、MQAとは違うレコード特有の暖かみやパワー、滑らかさを感じ取れました。
あと、キーンと言う音も(泣)。
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比較試聴する形でDeAGOSTINI 版180g重量盤LP「オペラ座の夜」を聴いてきましたが、これはもうレコードプレーヤー持っている人でQueenのレコードを持っていない人なら買いと断言できます。
現在市場に出回っているQueenのレコードは年月が経って劣化は避けられない状況で新品、しかも音質も聴く限りでは十分満足いくものでした。
私個人のアナログシステムが未熟ということもあるのでMQA-CDのほうがいい音で聴けたというのが本音なのですが、ある程度セッティングできている方なら新鮮なアナログサウンドを堪能できるのは間違いないと思われます。
デアゴスティーニというレコード会社では無いところから発売されているので躊躇している方もいるかと思いますが、約2000円なのでハードルもそれほどでは無く、お試しするのをオススメします。
この「オペラ座の夜」ですが、まだアマゾンで売っている(2018年12月15日現在)のを確認しているので、気になる人は購入してみてはいかがでしょうか。
今回はこれでおしまい