うさぎ部屋でもイイ音で聴きたいんじゃ!

苦情にビクつきつつマンション賃貸8畳間よりオーディオ・ビジュアルを楽しんでいくブログです。

【散財】古の銘器 KENWOOD KP-1100を導入!アナログプレーヤー初心者がレコード再生に挑む。セッティング・再生編

こんにちはUSAMARUです。

前回の続きというか実質今回が8/15の記録となります。

アナログプレーヤー KP-1100のセッティングとレコード再生に挑みました。

(前回はこちら↓)

usamaru.hatenadiary.jp

 

以前オーディオ評論家 和田先生の「オーディオ大辞典」でアナログプレーヤーに関して勉強する!と言いましたが、めずらしく有言実行しフムフムと一通り読みました。

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読み終えた感想としては ふぅぅ〜(本パタン)、面倒くせえ・・・・・

 

ネットオーディオ立ち上げ時も複雑な所はありますが、やり方さえわかればクリックしあとはPCが自動的に行なってくれる所も多く、PCは日頃使い慣れている物ということもあり比較的とりくみやすかったです。

ただ、今回のアナログプレーヤーに関しては未知の部分が多くただただ手間が掛かり自分の技術が品質に直結するという所と、ソフト(レコード)がアナログであり管理や清掃を必要とするという事を知りました。

レコード針の検圧が必要だし調整がいるぞ、プレーヤーは限りなく平行にしろよ、レコードちゃんとクリーニングしないとプチプチ音でるぞ、MM型とMC型のカートリッジあるから対応するフォノアンプが必要だ、トーンアームもちゃんと調整しないとだめだぞ、スピーカーの音圧でハウリング起きるから影響ない所に置けよ、あっ あとはCDプレーヤーとか同じで設置をキチンとしてね^^

・・・CDプレーヤー再生ポチ〜♪

結局その時はアナログプレーヤーへのワクワク感より面倒くささが上回り、仕事忙しいからちょっと今は出来ないかな〜 、よし!明日から本気出す!と自分に決意させ、はや3週間が経過しました。

 

その間遊んでいたわけではなく(99.9%は遊んでいましたが)、カートリッジと必要部品を選定、発注しておきました。

一番肝となるカートリッジはプリメインアンプのMcintosh製MA6900がMM型に対応している為MM型一択でしたが、オーディオ物ということで値段も性能もピンキリです。

どれがいいんかなーと思いましたが、初心者向けとして紹介されていたMM型カートリッジのSHURE製 M44Gを選定しました。

SHUREはイヤホンメーカーというイメージでしたがアナログの大御所と知り驚きました。その中でもこのM44Gは同社の原点とも言えるもので、発売は1963年で50年以上経った今でも世界中で愛用されているとのことです。

残念ながら今年の5月に製造を終了するとのことですが、正直今でも製造し続けていたことに驚愕させられました。

M44-7というさらに低音表現が強化されたモデルと迷いましたが、まずはオリジナルでスタートしようと思いこれにしました。

Amazonで普通に売られていたので発注し次の日には到着。購入価格は11,000円です。

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あとは必要最低限のメンテナンス品も併せてAmazonで購入しました。周辺機器もピンキリですが、最初ということでオススメされていたエントリーモデルを選んでいます。

・レコードプレーヤー調整用水準器 audio-technica製 AT615  ¥2,880 

・レコードクリーナースプレー NAGAOKA製 SP558  ¥1,100 

・レコードクリーナーブラシ NAGAOKA製 CL118  ¥898 

・レコードクリーナークロス arte製 RC-C  ¥854 

ここまでの16,000円近い出費で若干テンションが下がっております。

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そして8/15 終戦の日、特別な事はできないがFPSは辞め、当時あったSPレコードは再生できないが時代を超えても愛され続けるアナログプレーヤーを再生させたい、と考え遂に重い腰を上げます。。

 

よっこらせと・・・とりあえずアイス食べよ。

コチコチのあずきバーを食べながらどうやってセッティングしていくか思案しました。

よくよく考えると本にはアナログプレーヤーの知識、技術は書いてありましたが、セッティング手順は書いてありませんでした。

どげんしよう・・・取説があれば良いのですが付属されていなかったのでネットで検索し、弟機KP-990用の取説がメーカーからアップされているのを発見。これに従い立ち上げていくことにしました。

取説のリンクを下に貼ります。一読頂ければ内容ご理解いただけるかと思います。

http://manual2.jvckenwood.com/files/4ba338fbcf0d0.pdf

 

以後の青文字部は「KP-990  取扱説明書」からの出典です。

 

まずはじめに「まず、はじめに」から開始していきます。

①固定ねじの取り外し

 すでに終了!OK!

ターンテーブルの取り付け

 すでに終了!OK!

③ターンアームの保護プラスチックを、下図のように外してください。

 すでに終了!OK!

④カウンターウェイトの取り付け。

 詳細:カウンターウェイトをトーンアーム後部に回しながら差し込んでください。

カウンタウェイトだあ?あっ、左側のこれのことか。右側の部品はEP用のアダプターらしいです。

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差し込み完了!

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プラグインヘッドの取り付け。

  カートリッジを取り付けるベースだね。すでに終了!OK!  

⑥ダクトカバーの取り付け。

 邪魔なのでしばらく外しておきます。 

⑦電源コード、オーディオコードの接続。

 最後にします。 

⑧セットの水平調整。

 詳細:ダストカバーを閉めた状態でセットが水平になるように、4個のインシュレーターで高さの調整をしてください。

 ダストカバー付けて無いけどいいよね? 言語道断である!というポイントでも無いよね。

 まずは水準器で水平度を測ります。わりかし良くね?赤色の◯内に収まってるしそこそこ中心そう。

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ただ、もうちょい追い込めそうです。気泡の位置より奥側の足元インシュレーターを高くすればベストになります。

取説のによればインシュレーターを時計回りにすれば高くなるとあるので回しま・・・まぁ・・・まー!・・・回らねえええええ!!!ガッチガチやぞ!

先ほど食べたアイスバー並に固く、めちゃくちゃ強く回せば回りそうですが壊れそうでそんな事もできません。じゃあ手前側を低くしようと思いましたがこちらもガチガチ。回せません。

まあ、結構水平っぽいしこれで良いにしてええやろ・・・

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まず、はじめに」は順調な滑り出し。幸先がいいぞ(棒)

次は「カートリッジの取り付けかた」に移ります。

カートリッジを取り付けるヘッドシェルは純正ではなくAudio-technica製のものに変えられていたので、このパートは独自で行うことにしました。

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まずヘッドシェルを外します。根本のコネクタを回したら簡単に外れました。

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カートリッジも外しました。赤、緑、青、白の端子に同じ色のケーブルがつながっていました。

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今回取り付けつためのM44Gを取り出します。

カートリッジ本体以外にが取り付け用ねじ、精密ドライバー、新品ケーブルが付属していました。

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M44G裏面

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M44G針が見える所

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まずカートリッジに新品ケーブルを付けます。ここがめちゃくちゃイラつかされた所でした。

写真を見ていただきたいのですが、ピンに端子が入ってはいますがなんか不自然ですよね。なんか端子先端が割れていて接続が心許ないというか。

実はこの端子最初はバッチリ綴じ込んでいます。到底ピンに入り込まないような感じです。

ただ、私の持っていた工具ではなかなか端子を開けませんでした。ケーブル端子よ、心を開いておくれよ・・・。

試行錯誤を30分繰り返しましたが結局細いマイナスドライバーをジャンク箱から掘り出してグイグイ広げ開けました。ただ、ヘッドシェル側はそれほど開ける必要が無かったので逆に閉じてやる作業も発生しました。

かなり面倒くさい作業です。アナログ好きの人はこんな作業も楽しくなってくるってマジ!?

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次はカートリッジをヘッドシェルに取り付けます。

ケーブルを先に接続し、ネジで固定するだけなのですがネジの長さが合わない。ネジ締めきっても完全にカートリッジが浮いています。

付属されていたスペーサーをかましたらネジの長さがまったく足りなくなります。本来は固定用であるナットをかましても長さが足りない。

イライラを抑えつつナット側用のワッシャをかましましたがギリギリ固定できました。カートリッジケーブルが少し長く、癖でカートリッジが傾いてしまうのでその調整をする、そしたらネジが横穴から外れるというループもありましたが最終的にうまく固定できました。

ケーブル取り付け 〜 カートリッジ取り付けまでイライラしながらもなんとかいけました^^みたいな文章になっていますが、実際は10倍程キレています。ブチギレ寸前までいきそうでした。

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あとはトーンアームに取り付けるだけです。これは楽勝ですね。

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難関の「カートリッジの取り付けかた」を突破しました。

次は想像もつかない「トーンアームの調整」に入ります。 

一体何をする気なのか、どこを触れば良いのか見当もつきません。

まずは針圧調整のしかたからです。

 

●針圧調整のしかた

1.電源を入れてから、UP/DOWNスイッチを押します。ターンテーブルは回転しないでアームテーブルだけが下降します。

ほう、とりあえず押してみるか。ポチ。お、なんか半円形の部品が下がったぞ!

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もう一回押してみよう。ポチ。半円形の部品が上がった!これのUP/DOWNだったのか。で、これ何に使うんだろう。

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2.インサイドフォースキャンセラー機構のウェイトを1グラムの位置にして、バーを垂直状態にセットします。

いきなり難しい横文字並べんでくれ!どれだよインサイドフォースキャンセラー機構って!

取説の各部の名称を見て・・・これだ!1グラム良し調整OK!

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バー垂直OK!

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3.トーンアームをアームレストから解放します。ヘッドシェルの指かけ部を軽くささえ、トーンアームをアームレストとターンテーブルの中間に移動させます。そして、そのままヘッドシェルを軽くささえながらカウンターウェイトの左右に回し、トーンアームが水平になるよう調整します。

よくわからんがとりあえずカウンタウェイトを回すか。

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カウンタウェイトを回して手前側にしたらトーンアームがガクッと下がった!そうゆうことね。

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トーンアームが下がらないギリギリを狙ってカウンタウェイト調整完了。

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4.トーンアームをアームレストにもどし、カウンターリングのみを回して「0」に合わせます。

いや、「0」とかいう表示がカウンタウェイトに無いけど。

カウンタウェイトも変わってんのか。どうしたらいいんだ。てか、0があったとしてもどこにあわせんの?

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そういえば裏にあったな数字表示が。これのことか。

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とりあえずトーンアームの赤線に合わせるか。

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5.カウンターウェイトを右に回して、ご使用のカートリッジの適正針圧値に合わせます。

あ、カウンタウェイトの数字って針圧の重さ調整用だったのか!今更気づいたぞ!俺は本で何を勉強していたんだ!

とりあえずM44Gの針圧調整最大値1.5gにて回します。

6.つぎにインサイドフォースキャンセラー機構を針圧値に合わせて水平状態にセットします。

なんかプレーヤーのことが分かってきて調整もノリに乗ってきた感があるぞ。

インサイドフォースキャンセラー1.5gに調整良し!

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7.UP/DOWNスイッチを押します。アームエレベーターが上昇し、もとの位置に戻します。

アームエレベーターもトーンアームをテーブル面に接触させないようにするための物だったのか!これで一時停止もできるってわけね! なるほど!

ちなみに、これは本に載ってなかったからね?いいね?

 

 

 

 次は「トーンアームの高さ調整」に移行します。

セッティング最終段階のようです。

●トーンアームの高さ調整

1.まずターンテーブルにレコードをのせてくだい。

ついにレコードを使う時がキタ!

今回再生用に購入したレコードは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」です。ハードオフにて108円で購入しました。

私は宇宙戦艦ヤマトで意識してアニメを見始めたと言っても過言ではありません。

中学時代、周りが新世紀エヴァンゲリオンを見ていた時に、私は宇宙戦艦ヤマトⅠ〜Ⅲをレンタルして見まくっていました。

地球滅亡の危機を発端にイスカンダルへの旅路に出発から始まった物語も最終的には宿敵のデスラーと共闘するまでに壮大になるストーリーが子供ながら楽しかったです。

そんな感動がレコードで蘇る・・・劇場版第二作のサントラのようですがこれが108円とは・・・。盤面が見えない安売りの棚から何気なく取り、完全に偶然でしたが速攻購入しました。

終戦の日といいながら戦闘物でスイマセン。許して・・・。

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レコードと説明資料。ノスタルジックさが半端ない。

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レコードセット完了。形になってきぞ。

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2.電源を入れてからUP/DOWNスイッチを押します。アームエレベーターが降下してから、針先を静かにレコード盤上におろしてください。

遂に針を落とす時がきたか・・・。エレベーターは怖いので手で直接おろしました。

ゆっくり・・・ゆっくり・・・くだってく・・・夏色・・・

いけた!

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 3.レコード面とトーンアームパイプの水平状態を横から見て、軸受部が高いか低いかを調べてみてください。

既に使用されているので調整されているのか水平に見えます。

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 4.トーンアームをアームレストにもどし図16のように、アームベース部をしっかりと支えながら付属の六角レンチでトーンアームの高さ調整用ねじ2本をゆっくりゆるめます。

ねじは見えるが無駄に触らないほうが良さそう。六角レンチも今無いし。

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 5.アームベース部のゲージ【目安は2mm間隔】を目安にして、トーンアームが水平となるように高さの調整をし、調整ねじ2本ををしっかりとしめます。

既に水平なのでOK!

 6.再度針先をレコード盤面におろして、水平状態を確認してください。(水平でない場合は4〜5項を繰り返してください)

既に水平なのでOK!!

7.最後にUP/DOWNスイッチを押します。トーンアームが上昇してからトーンアームをアームレストにもどしてください。

既に水cry・・・OKということで。

 

 

セッティング完了!あとは再生するのみです。

電源ケーブルは途中で接続しているので、RCAケーブルをMA6900に差し込みます。

昔のレコードプレーヤーは普通なのかわかりませんが電源ケーブルRCAケーブル共に筐体一体型です。写真はRCAケーブルです。

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ケーブル交換はできませんがまあいいでしょう。とりあえずMA6900のPH/AUX端子に差し込みます。

・・・結果的に差し込めませんでした。ギリギリ長さが足りねえ。

あとちょっとという所で長さが足りません。しかもケーブル交換ができません。色々試して動いたのとお先真っ暗感で汗が滝のように流れてきました。

どうすんだこれは・・・何か手は無いのか・・・そうこう考えている時に昔買った端子を2股に分けるプラグが1個余っていたのを思い出しました。

絶対に届かないであろうL側端子にこれを接続しなんとかLはOKに。

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あとはR側ですが物理で押していくことにしました。

レコードプレーヤーをまさになりふり構わず振っていきます。斜めでも関係ねぇ!俺はレコードが聞きたいんじゃああああああ!

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こんなにずらしてもやっぱ長さが足りねえええええ!!!

本当にあとちょっとなのに・・・(泣)。こうなったら、アレを使うしかねぇ・・・。

以前よりさらに買い足したオーディオボードSUNSHINE製 S50をMA6900の下に敷いて高さを稼ぎケーブル差し込めるようにします。

本当はKP-1100の下に敷く予定でしたが実質これ以上高くできないのでここで使います。

クッソ重たいアンプ(34kg)をなんとか上げてボードを敷きました。

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 MA6900にボード敷いたという事で一応音質確認も実施しました。

宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantôme」から「花束を君に」を選曲し、SACDプレーヤーMaranz製SA-10で再生して、ボードを敷く前と敷いた後の変化を確認しました。

 

♪ボード 敷いた後の音楽試聴中・・・

 

はああああああああああああ!!!!?????変わりすぎじゃああああ!!!!!

明らかなS/N比の向上、音が以前より前に出てくる感じがし、今までよりキレが良くなったというか立ち上がり、立ち下がりが早くなるという感覚です。

ボーカルの輪郭向上と音がもっと前に出るようにMA6900の10kイコライザーを2目盛りほど上げていましたが、それも不要になりそうな勢いです。とりあえずはそのままにしていますが。

他の副作用としては音が全般的に上がったような気がし、上も下も中音寄りになったかなという感じはします。

ただ、この変化には驚愕しました。SUNSHINENのボードは一体どうなってんだ・・・。アンプの振動で音質が良くなるとは言われてもどういうことだよ・・・。

音の変化と音の良さに結局最後の「桜流し」まで聴き続けてしまいました。

 

・・・聴き続けてんじゃねえ!そんなんだからいっつも時間かかってんだよ!!!!!!

 いつもいつも作業の途中に余計な事をしてしまい時間がかかってしまします。みんなもそんな経験あるよね☆

とりあえず高さが上がったのでケーブルをつなぎにかかります。

むわーーーーーと千切れそうなぐらいに曲げてなんとか接続できました。

アース線もむりゃーーーーと伸ばして接続します。なんとか接続完了。2日ぐらいで千切れそうやなこれ。

MA6900の切替スイッチをPH側にしてアンプへの接続はOKです。

 

 

 

レコードを再生するために、いよいよ「レコードの演奏のしかた」に移行します。

1.針圧調整、アンプとの接続およびアンプ側の各ツマミ類の位置が適当か確認してください。

KP-1100はOKなのでMA6900のボリュームを最小にしておきました。あとはPH/AUXに設定します。

2.電源スイッチをONにします。33・1/3回転を示す【33】スピードインジケーターが点灯します。

点灯確認。

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3.レコード盤をターンテーブルにのせます。EPレコード(ドーナツ盤)の場合は、付属のEPアダプターをご使用ください。

今回の宇宙戦艦ヤマトのレコードはLP盤なのでアダプターは不要のようです。

レコード載せていいましたが、再生前にクリーニングしようと思い外しました。

購入しておいたスプレー、ブラシ、クロスでクリーニングを試みます。

まずはスプレーでプシュと液を吹きかけて・・・クッサ!!

臭すぎでしょコレ!なんか床屋の匂いを10倍ぐらいにしたような臭いが部屋中を包み込みます。

オッサンが付けるポマード的な香りというか、今後耐える自信がない臭いを発します。

テンションガタ落ちになりましたがブラシでクリーニングしてクロスで拭き上げました。そもそもこれがクリーニング方法としてあっているか分かりませんが、なんとなくキレイになっとような気がします。

クリーニング後のレコードをセットしました。

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4.45回転レコードの場合には、スピード切替スイッチを押します。【45】スピードインジケータが点灯します。

これは飛ばします。

5.トーンアームをアームレストから解放し、ヘッドシェルの指かけを持って針先をレコード盤上のスタート位置まで移動します。

う〜ん、スタート位置がよくわからん。

どこがレコードのスタート位置なの?溝をきっているような跡はみえるがどれが最初かさっぱりわかりません。

とりあえず外周サイドの方に置きました。

6.スタート/ストップを押しますと、ターンテーブルが回転します。通常回転になるとクオーツロックインジケータが点灯し、次にUP/DOWNスイッチを押すと針先が静かにレコード盤上におりて、演奏が開始します。

スタート押して回転開始。QUARTZ LOCKのランプが点灯しました。

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UP/DOWNスイッチを押してトーンアームが降下。針がレコードに接触しています。

遂にこの時がきた・・・音出るんか!?と思いながらMA6900のボリュームを恐る恐る上げていきます。

 

♪・・・テーテーテーッテテテテッテテテ〜

 

でたあああああああああ!!!!!! 再生されたぞおおおおおおお!!!!

感動の嵐。まさにそのような言葉がふさわしい感覚を感じます。

スピーカーから聞こえてくる「序曲」は滑らかで厚みのある音を奏でます。

針先でレコード盤の溝をなぞり電気に変換して音を再生する。

そんな事で音楽を楽しめるという不思議・奇跡を改めて感じながら、しばらく聞きふけってしまいました。

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「序曲」も終わり次はお馴染みの「白色彗星」です。パイプオルガンで奏でられる重厚なサウンドは色褪せることはありません。

 ただ、曲間のつなぎ目で発生する静寂でプチ、プチと音が聞こえます。

よく聞くと曲中もプチプチ音が常に聞こえます。

これは最後まで収まる事がありませんでした。

 

数曲聴き終えると演奏が止まりました。

あれ、あと何曲か残っているはずなのになあと思いましたが、どうやらこれはA面で続きはB面にする(裏返す)必要があるとのことでした。

なるほどカセットテープと同じなのか。B面もクッサ!と思いながらクリーニングしセットしました。

ただ、どうしても先程の千切れそうなケーブルが気になります。RCAケーブルの延長ができないものかと考え、余っていたラインセレクターとRCAケーブルで接続を試みます。

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ラインセレクターはどこ製かわかりませんが、SSL-2-1という機種です。

それにKP-1100のRCAケーブルを接続し、余っていたBELDENの長尺RCAケーブルとアース線を接続してMA6900に繋げる作戦です。

これでケーブルに余裕ができ、KP-1100も斜めに振らなくてよくなります。

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ケーブル接続後B面を再生。

普通に音が出てきて作戦成功!いつかはフォノアンプを別途導入したいと考えているので、そこまではこの構成で運用していきます。

 

その後は、レコードに同封されていた解説資料を読みながら音楽を堪能しました。

このように大きな冊子で解説や歌詞を見ながら音楽鑑賞できるのもアナログレコード独特の楽しみですね。

CDでも歌詞が精一杯で、ダウンロード音源に関してはまともに歌詞資料すらも無い現状では非常に贅沢に感じます。

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今回アナログプレーヤー KP-1100のセッティング、再生を行うことができて良かったです。

想像していたよりも大変でしたが、その分再生できた時の感動も大きかったです。

まだ音が出せただけでプチプチ音も多く、正直CDやPCから音楽を聴いたほうが高音質に感じますが、アナログ特有の音を自分なりに追求し磨いていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。