【散財】marantzモノラルパワーアンプ MA-9S1導入!ピュアオーディオのラストピースが遂に埋まる。
こんにちはUSAMARUです。
遂に・・・手に入りました!
セパレートアンプ及びフルバランス化のラストピースであるモノラルパワーアンプmarantz MA-9S1です。
ちなみにモノラルパワーアンプなので2台あります。
MA-9S1の発売日は2002年で発売当時のお値段1台65万円。ペアで130万円です。
私は中古でペア41万円程で手に入れました。安い!けどやっぱ高い!
発売当時より1/3で手に入れているのでまあいいでしょう。・・・えー以前やりましたがもう一回やりたいと思いまーす。
この機器16年の時を経て約1/3の価格になっております。こんなに昔のものなら音質も1/3になっているんじゃねーのって?
non!non!non!ありえないねぇ!!
この年代でこの価格なら普通そう思いますが、昔の方が物量投入・・・・はい、満足しました。
今年に入りSACDプレーヤー marantz SA-10を導入しその音に魅了され、オーディオマニアなら一度は目指すセパレート化を目指して(別の目的もあったけど)プリアンプ marantz SC-7S1を導入しました。
そしてSC-7S1と組み合わせて開発されたパワーアンプ marantz MA-9S1の導入を目指していましたが、念願叶い導入となりました。v( ̄Д ̄)v イエイ!
こんな絵文字も使うぐらいウキウキなわけです。なんたってねえ、marantz フルバランス&セパレートシステムが完成したんだからねえ!!
いや、なにやってんの俺マジで・・・。わりかしマジで・・・。
ここまでやる必要ないんじゃねーの・・・。本当にオーディオゾンビ化してねーか。
これらだけで約100万円の出費(SA-10約45万円、SC-7S1約23万円、MA-9S1約41万円)です。当時の価値に換算すると約260万円(SA-10 60万円、SC-7S1 70万円、MA-9S1 130万円)で1/2.6で購入できたのでまぁお買い得感はありますが、絶対量が大きすぎます。
まあ、ハイエンドオーディオ業界からみると100万円?ケーブル代にもならないんですけど(笑)と言われるのは分かっています。ただ、魔界視点の意見なので常軌を逸した行為だと我に返りました。
何回か言っていますが私はその辺にいる一般サラリーマンです。独身で30台中盤で普通の会社の正社員なので貧乏生活を送っているわけではありませんが。
ただ、社長でも、医者でも、自営業でも、有名Youtuberでも、オーディオ評論家でも、オーディオサイト管理人でもございません。こんなしょうもないブログしていますが1円も貰っていません。完全なる小市民です。
それがこんな贅沢なことをして許されるのか!?普通お母さんに怒られぞマジで!「あんた!こんなわけのわからんもん買って・・・何考えてんの!!!!!」と当然ながら切れます。なので私は隠し通します。悪いことをした小学生ばりに。
この2段積みのアルミ筐体で覆われた機器を見たときに率直に上記の気持ちになりました。
いや、ほんとはうれしいよ。オーディオ好きだし。
ただ、MA6900で満足していれば良かったんじゃないのか、他にもそこそこのプレーヤーやDACもある。ハイエンドでは無くても結構いい音もなっていた。
そんな思いも強くなってしまったが、うーん。まあ、止まるんじゃねえぞ・・・。の精神で切替るしかない。買ったし。
うん。買っちまったものはしょうがねぇ!これでしばらく勝負してまた考えるぜ!
心配されそうなのでお伝えしますが、まだちょっとだけ貯金はあり借金は無いのでなんとかはなっています。今日もいっぱい御飯を食べました!(にっこり)
気持ちを切り替えて、まずは外観でも見ていきます。
まずね、デカすぎ。そして重すぎ。1台35.8kgてなんだこれ。片チャンネル分で何が入ってんだよ。
先日名古屋でかった雑誌「Stereo Sound マランツのすべて」と比較しますが、大判の本と比較してっこの威圧感です。分かりにくいかちょっとこれ。
正面図。
メーターがあって電源入れると青く光ります。右のスイッチをONにするとメーター機能停止。音質が気になる人はONにしよう。
真ん中のスイッチが電源ボタン。
左スイッチがバランス、アンバランス1、アンバランス2の入力切替。私はバランスをメインに使用します。
天板の図。やっぱり蓋の開け方がわからん・・・。開けたくは無いんだけど。
裏面はこんな感じです。この辺りの雰囲気は今と同じなのでずっと引き継がれてきているんですね。
上がアッテネーターでパワーアンプ側で音量絞れます。これにはプロケーブルもニッコリ。
あとはバランスとアンバランスの入力用端子です。当然1ch分のみです。
スピーカー端子。これもでかいが端子はM6です。
バイワイヤリング対応端子になっている。これはやりたいですね。
上からみた図。まじまじとみましたが凄い高級感です。端子の電線接触部はギザギザしてます。
スピーカーのオームに対応した表
電源コード部。
マランツこだわりのアース端子なし。
それでは設置していきます。
えー、嘘です。設置する場所がありません。
このブログのタイトルにやっと追いついたというか、ついに物を置くスペースが無くなりました。
まずラックはすべて埋まっています。
というか物がデカすぎてまずラックに入りません。
普通に困りました。もはや床直置きというかボード直置きにするしかありません。
まずクソほど絡んだケーブルが引き回された床をきれいにしました。
そしてMA6900とMCD201から引っぺがしたSUNSHINE S50のオーディオボードを敷きます。事前にある程度ケーブルを引っ張っておきました。
そしていよいよボードまで運びます。
写真が無いのでまったく伝わらないと思いますが、部屋の反対からボードに置くまで障害物が多すぎるので持ち上げて運ぶ必要があります。
35.8kgは想像以上にきます。腰に確実にきます。腰に気合を入れ、だりゃああああああああああと一気に運びきりました。腰の故障率38%にアップ。
2台目運ぶのイヤだヨー(涙)。おみいヨー。
少ない歩けるスペースを3周ぐらいクルクル回り気持ちを整え~、だりゃああああああああああ!!!ドスン!!
なんとかいけました・・・(汗だく)。
あとは、アンプ比較用の仮配線をします。本チャンの配線は後日実施予定です。
アンプ比較用のスピーカーセレクターはORB社製MC-S0です。
パワーアンプが単独になったので、今まで使用していたプリメインアンプMcintosh製MA6900と比較する為にこのようなことをしています。
プリアンプ SC-7S1からのバランス出力をパワーアンプMA-9S1に接続、アンバランス出力をプリメインアンプMA6900に接続します。
そして、MA-9S1とMA6900のスピーカーケーブルをセレクター入力に繋げ、出力をAerial acoustic Model7のスピーカーに接続します。
アンプのそれぞれのスペックは書くのが面倒くさいので下記サイトをご参照ください。必要な全情報が載っていると思います。
marantz MA-9S1に関しては他のマランツ製品と併せて「Stereo Sound マランツのすべて」から注目ポイントを拾い上げてアップしたいと思います。May be。
MA-9S1
MA6900
比較の前にちょっとだけ、先っちょだけ、MA-9S1の音を楽しみたいと思います。
まあ、ボリューム調整が必要だからね。しょうがないね。うん。
そんじゃあ、宇多田ヒカルさんの「Fantôme」より”花束を君に”をCDでSA-10で再生し聞きます。
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SA-10バランス出力
PMC 44KHz/16bitで試聴中。。。。
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音像でけえええええええええ!!!
そこに等身大の宇多田ヒカルがいます。ボーカルが前に出てきてはっきりと聞き取れます。演奏に埋もれることがありません。
MA6900より暖かみが減るような感じですが、解像度がアップ。音の粒が細かいですね。
音場は広くなり響きがさらに加わっているように感じます。
定位はしていますが、少し輪郭が甘い気がします。ぼんやり感が以前より見え始めました。
低音は圧倒的というか、SA-10の低音再生能力をSC-7S1を通じてフルに出している気がします。
そして一番ムムっ!と思ったのが無音時の静寂感が増したと感じるところですね。今まであんまり気にしていなかったのですが、なんか静かやなと感じます。音の出初めというか、全般的かもしてませんがさらに音がくっきり聞こえ始めました。聞こえなかった音が静かになったことによって聞こえてくる感じです。
先っちょだけと言いながら他のCDも聞きましたが傾向は同じでした。
いやーいいですね。これでよくなかったら僕ショック死しちゃいますが。
やはりMA-9S1のパワーには余裕を感じられます。パワーアンプ側のアッテネーターを一番下に絞っていますが、SC-7S1のボリュームが-35dbぐらいまでしかあげれません。
MA6900は半分ぐらいのボリュームで-28dbですので、非常にパワーがあるんだなと思います。
あと、大きさに似つかわない透明感のようなものがありますね。SA-10からの信号をそのままスピーカードライブさせようみたいな意思を感じます。優等生のようなやつです。
それでは、MA-9S1とMA6900をセレクターでガリガリ変更しなが音を聞いてみたいと思います。
花束を君にを聞きながらリアルタイムで比較できるのでプラシーボは無いはずです。
MA6900のアンバランスはCD2に入力し、MA6900になるべく合うようボリューム調整していますが、少し大きくなっている可能性あります。
<MA-9S1>
声が透きとってますね。華やかさもあります。
音場は広がりきめ細やか。小さい音も拾っています。
先ほどと印象変わらないかなという感じです。
<MA6900>
切替た瞬間にボーカルが中央に寄って生なましくなり、輪郭がくっきりします。
ただ、MA-9S1から比べ全般的に音が中央によっていることがすぐわかります。音が中央に団子状になっているので、音場の広がりは狭くなります。
また、ボーカルは聞こえるが演奏の音も小さくまとまる傾向になり、細かい音が聞こえなくなった気がします。
ボーカルだけでいうとMA6900の方が良いような気がしますが、曲全体で聞くとMA-9S1の方が聞きごたえや楽しさというのは感じます。
ウーム。なかなか違いがありました。
ただ、ここまでくると好みの違いのような気がします。
ボーカルを聞かない人はMA-9S1一択ですが、ボーカルやウォーム系の音を好む人はMA6900も十分選択肢に入ります。MA-9S1はマジでヤバいですが、MA6900もやはりヤバいです。
Mcintosh MA6900は私にとって魔法のアンプで、色々問題ありますが使い続けたいと思っています。とりあえずは比較視聴を楽しみ、後日センタースピーカー駆動用で5バンドイコライザー駆使して酷使する予定です。まだまだ休ませないぜ?
ちなみに、MA6900のパワーアンプにSC-7S1から直接入力して聞き比べしようと思いましたが、MA-9S1のゲインが高すぎて同じボリュームにできず断念しました。
どんだけMA-9S1パワーあるんだよ・・・。アッテネーターの仕様の線もあるけど。
今回MA-9S1を導入してピュアオーディオシステムはひとまず完成したと考えています。
まだまだこのアンプの実力を出しけれていると到底思えてないので、しばらく試行錯誤して音質向上を目指したいと思います。いままで機器に時間をかけた所もあるので今後は視聴時間も長めにとりたいです。
あと、趣味とはいえお金も大事にしていきたいと思います(汗)
今回はこんな感じです。