【お出かけ】サラウンドも遂に''AI''の時代へ。 最新AV アンプ 「CX-A5200」 の"SURROUND:AI"を視聴しにいざYAMAHA! in OSAKA
こんにちはUSAMARUです。
長らくご無沙汰してすいません。ちょっと自分探しの旅(急な出張ともいう)に出てしまいました。
iPhoneの確認も中途半端になっていますがiPhoneちょっと飽きたので試聴した物がありますので先に記したいと思います。
それがYAMAHA製AVプリアンプ CX-A5200とマルチチャンネルパワーアンプ MX-A5200です。AVアンプのAVENTAGEシリーズ RX-A3000番台が発表されたしばらくした後にこのセパレートアンプが発表されました。
CX-A5200はAVプリアンプとして約3年ぶり、MX-A5200はマルチチャンネルパワーアンプとして約5年ぶりの新型となります。注目のCX-A5200はCX-A5100からブラッシュアップしたのに加え、SURROUND:AIが搭載されています。なんだか凄そう。
私は一体型モデルで2世代前の一番安いRX-A1060を所持しておりますが、AVアンプとしては機能面で陳腐化して次のステップかなとAVアンプ更新のチャンスを伺っています。以前marantz AV8805も試聴していますが、長年使ったYAMAHA製品も大本命の一つです。
そんな中、発売前にCX-A5200の試聴が大阪で開催されるという情報をキャッチ。
しかも講師がオーディオ評論家の山本浩司先生!行くしかねぇ!
急いで応募し参加権を無事GET!出張から無理やり帰ってきた10/13(土)いざYAMAHAへ!
というわけでヤマハ前に到着!会社は難波のビルに入っています。
試聴する階は8Fでした。
8Fに到着。普段はヤマハさんの研修会場らしいですが今回は試聴会場になっているようです。
しばらく歩くと受付となります。
パンフレットとアンケート用紙と水(ペットボトル)をいただきました。
今回はAVアンプ以外にもJVC製プロジェクターの試聴も兼ねるとのことでした。
正直プロジェクターは興味無いですが見れるものはみてやろうという感じです。
試聴会場に入場。
広い!約30畳以上はありそうです。部屋というよりもはやホールです。
中にはモニターオーディオのスピーカーや常設していると思われるアンプやスピーカーがありました。しかもこの部屋は音調用の設備が建設時からバッチリ施されているようです。
こんなところでヤマハ社員は研修できるんですか!?カァー!羨ましいなァ!(嫉妬)
入場者は約20〜30人ぐらいいました。
前方にはドでかいスクリーンがあります。ただ、会場が広くて小さく感じてしまいました。どうやら160インチらしいです。
JVC製のプロジェクターが2台鎮座しています。
上が4Kモデル最新型のJVC製DLA-V5で標準価格750,000円。
下が史上初の8KモデルJVC製DLA-V9Rで標準価格2,000,000円。
どちらともまず買えませんし部屋に設置できませんが、ちょっと楽しみです。
部屋の端にAVアンプ群とプレーヤーが鎮座していました。
左端上がお目当てのYAMAHA製AVプリアンプ CX-A5200で標準価格 300,000円。10月下旬発売予定の新製品です。
AVプリアンプなのでこのアンプに加えてパワーアンプが必要です。パワーアンプが無いと音がでません
えっ!音もでない物にこんな値段出すの!?と思われますがプリアンプ部が音を豊かにするという面でオーディオ的に重要とされています。しかも、AVプリアンプはDAC(DAコンバート)をほぼ行うので通常のプリアンプより重要性が高いかもしれません。
詳しくはこのサイトをチェック!
見た目は私の持っているRX-A1060とほぼかわりません。こっそり交換しても大丈夫かも・・・色が違うからすぐバレるか。
左端下がYAMAHA製マルチチャンネルパワーアンプ MX-A5200で標準価格 320,000円。
パワーアンプなのでプリアンプが必要ですが、CX-A5200ではなく他のプリアンプでもOKです。
詳しくはこのサイトをチェック!
見た目はシンプルながら重厚感漂います。私はプロケーブルの策略に嵌りパワーアンプを持て余しているので買うことは無いでしょう。ただ、現在11chパワーアンプは貴重でな存在で、他の会社には新型は無いと思うのでマルチパワーアンプだけほしい!という人は購入する価値あがるのではないでしょうか。
右端が前世代モデルのCX-A5100とMX-A5100。新型と同じ面構えなので色違いが用意されたのでしょうか。
こちらのモデルは古くなってしまいすが、去年まで毎回Hi-Vi紙のベストバイ1位をとっており、いまだその辺のAVアンプは蹴散らす力を持っているはずです。
型落ちということで中古価格が下がることも予想されるので狙い目かもよ。
今回試聴に使用するプレーヤーはなんとPioneer製UHDプレーヤーUDP-LX800で標準価格 365,000円。
このプレイヤーはパイオニア最上級機でまだ未発売のものです。しかも、最近発表されたばかりで試聴した人も少ないのではという製品です。
これはうれしいサプライズです。来てよかったぜ!OPPO無き今はコレを買うしかないのか!?という製品なので非常に注目度が高いです。
あっ、上のはPanasonic製UHDプレーヤー DMP-UB900で標準価格 120,000円。
画質は凄いらしいぞ!しかも安い(オーディオマニア的に)!
中央下にあるのがOPPO製UHDプレーヤー UDP-205です。OPPOがプレーヤー市場から撤退したのでもう売られていません。中古で買うしかないですが、当時の標準価格を上回るとんでもない値段で取引されています。発売後すぐ買っといて良かったー(真顔)。
これが欲しい人は受け皿となるUDP-LX800が出るのでそっち買ったほうがいいかも。
あとはCDプレーヤーのYAMAHA製SACDプレーヤー CD-3000Sで標準価格 430,000円。
ああ、美しい・・・。ああ、欲しい・・・。もう3つほどCD回すものありますがまだまだ物欲というものはなくなりませんね。
スピーカーはMonitor Audio製GOLD及びSILVERでした。
スピーカー構成は7.2.4で、CX-A5200にて対応可能なフルスペック構成となっています。
そんなこんなで試聴開始となりました。
まずはJVC製のプロジェクターの試聴から開始です。
目的の物ではないのであっさり目の感想となります。
まずは4KのプロジェクターJVC製DLA-V5を見ました。新型の回路と新型レンズを搭載したらしく従来比より画質的に良くなったとのことです。
UHDのデモ映像を見ましたが、プロジェクターとは思えない濃い画質と160インチのドでかい映像を堪能できました。ただ、正直欲しいかと言われるとあんまり購買意欲は湧かないですね。
理由としては想像した4Kというか家のREGZAの画質とそこまで違わないと感じたからです。飛躍的に画質が凄いとはならず、4Kがそのまま大きくなりましたというような印象でしょうか。
次に8KモデルプロジェクターJVC製DLA-V9Rを見ました。
デモ映像とUHDのブレードランナーの4Kを8Kにアップコンバートして投写していました。
デモ映像を長く見れたのでその感想ですが、とんでもねえ画質でした。アップコンバートとはいえ8Kというのはここまで現実的で立体的な映像になるのかと思いました。
世界中の風景が映し出されるのですが高精度の写真の中をカメラが移動するような光景が映し出され、DLA-V5のような「映像感」がありませんでした。
これからプロジェクターを買おうとする人はDLA-V9Rも検討してみてはいかがでしょうか。200万円というとんでもない値段ですが試聴して検討してみる価値はあると感じました。
約30分のプロジェクター試聴が終わり休憩に入りました。私はトイレに行きましたが人が多く少し待っていました。
先の人から「おまたせしました」と言われ礼儀正しい人だなと思いましたが、なんと山本先生でした。
見た目だけでなく態度も紳士的。ますます山本先生のファンになっちまったぜ!
休憩後いよいよAVアンプの試聴です。
ここからオーディオ評論家の山本浩司先生が司会進行と紹介を務めました。 この山本さんはオーディオ業界では有名かと思いますが、一応説明します。
元HiViの編集長で評論家に転身し、現在はHiVi誌のエース格で「AVの達人」として紙面で紹介されています。 他にはStereo Sound本誌でも執筆しており各種イベントでも精力的に活動しています。
私ははっきり言ってこの方のファンではあるんですが、その理由としては身銭を切って自分の求めるオーディオに追求し続けているという所と文面が見やすくかつおもしろく、時にはしっかり苦言を呈すると言う所ですね。
パイオニアのUHDプレーヤー発売の時もはっきり遅せーよと言っていたのはさすがやなと思いました。ちゃんとフォローしていましたけど。
見た目はかなりダンディーですが、声は想像とは違いきれいなハイトーンでした。
ちなみにこの方、私がよく名前で出している和田先生と仲良いんですが音楽性の違いによる壮大なプロレスをStereo Sound誌上で3刊に渡って演じています。
山本さん所有スピーカーJBL K2S9900と和田さん所有スピーカーYGアコースティック Haily1.2という対局にある音質を、言葉による殴り合いで分かり合おうとしますが結局決裂します。
Stereo Sound誌No.190〜192の「続・ニアフィールドリスニングの快楽」という連載コーナーで見れるので、本をもっている人やKindle Unlimitedに入っている人は是非チェックしてみてください。(192号は独立企画になっています)
オーディオ評論家の方の話になると3記事ぐらい書けそうなのでこれくらいにして、実際の試聴会です。
まず、ヤマハのサウンドマネージャー的な人である加納さんという方が紹介されました。この方がセパレートアンプの音決めを決定したらしく、「私は音を聴いて文句をいっていただけです。ハハハ」みたいな挨拶をしていましたが、相当の猛者感をだしていました。
あとは加納さんからの紹介で主担当の若手エンジニアと中堅エンジニアが挨拶されていました。
若手エンジニアの方は入社3年目での抜擢らしく、確かにかなり若そうで20代に見えます。正直こんなに若くて大丈夫かよとは思いましたが、話を聞くと開発の苦労話や改善点のポイントを話していました。
改善点はシャーシを厚くした所と内部配線の線径を太くした所等あったらしいですが、それに伴う排気悪化やノイズ等の悪影響もあったらしく悪戦苦闘したのことです。一番印象に残ったのが「涙が枯れるほど苦労した」という言葉で本当に苦労して開発したんだんなというのが伝わってきました。
中堅エンジニアの方は前のCXシリーズから携わっていたらしく今回も中心的な役割を担っていたようです。以前のCXが評判だったのでプレッシャーは相当だったと想像できます。ただ、私の方がちょっと気を抜いててあんまり話聴いていませんでした。すいません(土下座)。熱意のある方だったと感じました。
一通りの紹介も終わって山本さんによるCX-A5200の印象の話になりましたが、進化具合に非常に驚かされたとのことでした。
特にSURROUND:AIのように場面毎にCINEMA DSPが切り替わるような機能は数年前からあればいいなと思っていた機能らしく、ヤマハの担当者に話しても無言で微笑まれただけで開発中だったものが実現されて嬉しかったとのことです(以前のHiViでもこんなエピソード書いてありました)。
そのSURROUND:AIが想定外に良かったらしく来週発売のHiVi11月にも6ページに渡ってCX-A5200のレビューが書かれていらしいです。うまく宣伝されちまったがこれは気になる、これは買って読むしかねぇ!(毎月買ってるけど)
実際の試聴の前にヤマハ加納さんよりCX−A5200に関する技術的な説明がありました。
目玉のSURROUND:AIですが「音声特性をリアルタイムで判断、各シーンに適切な音場空間を提供」という機能とのことでした。
簡単にいうと、機械(CX-A5200)がソフトの状況を学習して判断し、あらかじめ決められた音場に切り替えるというものらしいです。
よって、AIによって音場を生成するという夢のようなシステムでは無いですが、リアルタイムでヤマハ自慢のDSPに最適化してくれるということで他には類を見ないシステムではないでしょうか。
しかも、Dolby Atomos等の既成のサラウンドシステムとの掛け合わせもサポートしているとのことなのでサラウンドシステムのグレードアップにも活用できそうです。
今回のSURROUND:AIに関してはどのように判断し適用されるかというのを認識できるようグラフィック面にもこだわった言うことで、SURROUND:AIの稼働状況も分かりやすく確認することができます。
視覚的にサラウンドの状況が確認できるということで重宝しそうな機能です。オーディオ的な楽しみもできそうです。
他には若手の技術者の話にもあった筐体の強化や電源の強化、DACをES9026PROにグレードアップ等高性能化を図ったとのことです。
個人的には11ch対応というのが据え置きというのとAuro-3Dに対応していないのが残念ですが、着実な進化がソフト面、ハード面で伺えます。
ヤマハの音に支配されている男としては涎がタレそうなスペックを垣間見ました。
下の写真は上がMX-A5200のボトムカバーで下がMX-A5100のボトムカバーです。
めちゃくちゃ分かりにくいですが、上の板は倍の厚みになってめちゃくちゃ剛性が上がっているように見えます。重さ1kgアップとのことです。電線も少し太くなっているように見えます。
CX-A5200の技術説明も終わって山本さんによる比較試聴が始まりました。
まずは2chステレオによる音質向上を確認しました。
CX-A5100でUSBメモリによる音楽再生後、CX-A5200でUSBメモリによる音楽再生という比較試聴です。
再生した曲はJAMISON ROSSのアルバム「ALL For One」より「Dont Go To Strangers」を聴きました。初めて聴いた曲でが非常に良い曲です。Spotifyでも聞けるのを確認しています。
まずCX-A5100で試聴しましたが澄み切ったJAMISON ROSSの歌声が会場中に広がります。クリアで音場の広い音でこれだけでも十分満足できる音ではと感じました。
再生が終わった後にCX-A5200にUSBに接続替えします。そのあいまに山本先生はいやーUSBでAVアンプで簡単にいい音楽が聞けるなんていい時代になったよねーと仰っていましたがそうですね。USBとはまったく関係無いですがAV8805の時より非常に良い音が聴けたと感じていました。
次にCX-A5200で再生しました。先程のCX-A5100より音の厚みが増した感じです。空気感がでたというか、音場の密度が高くなった感じです。これはDAC性能が向上しただけではなく、アナログ回路も確実に進化しているなという音を聞く事ができました。
次は山本先生が試聴会で必ず再生するというお気に入りらしいスパイ映画「ブリッジオブスパイ」を見ました。
その冒頭?部分のスパイが追跡されて潜伏先のアパートに突入された所を見ました。
CX-A5200でプレーヤーUDP-LX800からのストレートでのサラウンドサウンドとSURROUND:AIでのサラウンドサウンドを交互に切り替えながら試聴しました。サラウンドは7.2chでの再生でした。
まずストレートでの再生ですが、再生されているシーンをありのままに伝えている感じです。特に不満もなく再生されています。
その後SURROUND:AIに切り替えました。丸いSURROUND:AIの表示が画面左下に出現して音場判断をしているのがわかります。
SURROUND:AIに切り替えて周辺からの音が増した感じがします。一聴するとノイズが出た?と感じてしまいますが、実はソフトの中に埋もれていた小さな車の移動音や隣の部屋のピアノの音など再生シーンの環境音が聞こえてきます。それがサラウンドで聞けるのでまるで映画のシーンのその場にいるような感覚になります。
ストレートに戻すとそのような音は無くなり、静寂になったという風に思ってしまいます。SURROUND:AIに切り替えるとまた環境音が聞こえてくる、それが繰り返されます。
SURROUND:AIによる音場判定能力とヤマハが磨いてきたCINEMA DSPの技術力によりここまでの音響再生能力が発揮できるんだなと素直に感心してしまいました。
次はDolby Atmosの再生能力を確認しようとアニメ映画の「リメンバミー」を見ました。
メキシコの死者の祭りっぽいシーンで花火が打ち上がってギターを盗むシーンまで見ました。
CX-A5200でDolby Atmosにて7.2.4chで再生されていたかと思います。
ここで山本さんより、あっそういえば聞いてなかったけどヤマハのAVアンプ使っている人はどのくらいいますか?という質問がありましたが30人中約4割が手を挙げていました。じゃあ、Dolby Atomosを実践している人は?という人も約4割おり、Atmosもみんなやってんだなみたいな空気になりました。そらやるやろ、あんたらがプッシュしてんだから。
まあ、それはいいとして実際に映画をDolby Atmosで再生しました。花火の爆発音や主人公の危機に対するBGM、ギターを手に入れてのちょっとした演奏音などDolby Atmosのサウンドをしっかり体験できました。
いい音だなとは思いましたが、想定していた範囲という感じです。
次は音が派手ということでスピルバーグ監督最新作の映画「レディープレーヤーワン」を見ました。
敵の大軍が来た後に味方のゲームキャラを始めとした大量の援軍が来て最終的に波動砲みたいので敵を粉砕するシーンを見ました。
Dolby AtmosとSURROUND:AIの掛け合わせを試すということで、それ以外は先程のリメンバー・ミーと同じです。
山本先生よりゲーマーにはたまらない映画だと思いますという事で俄然興味がでてきました。オーバーウォッチのあのキャラが出るという事でちょっとは知っていましたが。
再生始まり敵の援軍がきたりビーム攻撃で応戦したりと迫力のあるサウンドが聴けます。そして味方の大群が現れ一気にサウンドも盛り上がりつつキャラクターに釘付けにもなります。
オーバーウォッチのトレーサー確認!あとはサガットがタイガーアッパーカットしてねえか!?敵全くおらんけど!?そして敵への主な攻撃はやっぱり大砲によるレーザー攻撃!ゲームキャラいるのかこれ!?
そしてクライマックスの波動砲的な攻撃でウーファーの力が解放されます。地響きのような低音が会場全体に伝わります。やべえ!これは前に聞いたAV8805に迫る音や!と感じながら試聴は終わりました。
山本先生よりこのぐらいのボリュームで普段聞ける人は少ないと思うけど、これがやっぱりAVの醍醐味だよねという話があり大いに同意しました。俺は普段このボリュームで聞けないけど(泣)
次は山本先生がCX−A5200でこれを見て感動したという「アクロス・ザ・ユニバース」という映画を見ました。ちなみにUHD版は日本未発売のようです。
ビートルズの楽曲を主体としてセリフの無い映画ということでどういう事だよと思いましたが、レット・イット・ビーを歌う場面を見ました。
ここではSURROUND:AIは使用していませんがDolby Atmosで再生されていました。
前後のストーリーも分からず、セリフも無いので再生されている戦争に関連すると思わしきシーンで状況を理解しながら、名前も知らない出演者がレット・イット・ビーを次々に歌っていきます。
これだけ見るとまったく見どころがわかりませんが、この映画が今回の試聴会のハイライトでした。
CX−A5200をはじめとする音楽システムで再生される心に響くようなサラウンドサウンドとDLA-V9Rにより描写される美しくも悲しい光景に胸を打たれます。
詳細はまったくわかりませんがただただ感動的なサウンドと映像に涙を流しそうになりました。周りの視聴者には目頭を押さえる方も数人いらっしゃいました。
山本先生!これは反則やろ!そう思いながら映画を終える頃には私も天井を見るしかありませんでした。
次は昔のモノラル映画を見ましたが詳細がわかりません。すいません。
なんか大雨の中若い女の人とヤクザらしき人が言い合いをしている有名らしいシーンです。
モノラル再生でもCINEMA DSPで昔の映画館の雰囲気を出せますよということでモノラル設定で再生されました。
ちょっとボワついてるかな、でも聞いたこと無いからわからないけどきっとこんな感じなんだろうというような音です。
視聴後山本先生曰くはハハハ、ちょっとやりすぎちゃった(テヘ)とのことです。ハハハ・・・わからねぇよ(困惑)。
次は初めてUHDでクラシックがでたということでピアノコンチェルトを見ました。
女性ピアニストがメインで交響楽団がそれに併せるという感じです。
クラシックですがDolby Atmosで収録されており、SURROUND:AIは使用していません。どうやらSURROUND:AIは場面が切り替わる事を想定されているようで、クラシックのように場面が変わらない音楽物にはあまり効果は無いようです。
Dolby Atmosの再生しますが、山本先生が言われたピアノのアタックが小気味よく聞こえ、クラシックの重厚なサラウンドが響き渡ります。
そして、女性ピアニストの美しくも激しい演奏も克明に画面に映し出され映像と音楽の調和を体験できました。しかし、この方凄いですね。美しい上に演奏もうまい、しかもオッパ・・・コホン、抜群なプロポーションで会場のおっさん全員を釘付けにしたのは間違いないです。
まあそれは別として、クラシックも難なく再生し切るCX-A5200に頭が下がる思いです。
最後は山本先生がファンというアーティストも出演しているエリック・クラプトン主催のギターの祭典を収めた「クロスロード・ギター・フェスティバル 2010」を見ました。
南アメリカで活動している山本先生が好きな夫婦アーティストを見ました。Youtubeに試聴会で見たシーンがあったので貼っておきます。
ステレオかサラウンドか忘れましたが、たしかサラウンドだったと思います。ちなみにこの2010年のものだけ音質が良いらしいです。
エレキギターと奥様の歌声、コーラス再生サウンドが会場の雰囲気と合わさりその場にいるような雰囲気にさせてくれます。
いい音だけどちょっとパンチが足りないかなと感じていた所、4分過ぎからの旦那のギターソロで状況が一変します。
超絶演奏による鮮烈なギター音が会場に響き渡り度肝を抜かされます。痺れるってのはこんな感じなんだなと思わされました。
山本先生もいやー聞き入っちゃいましたというぐらいの音を奏でたのは間違いないです。
ロックもどんと来いのCX-A5200!お前さんRockだな!
そんなこんなで約2時間半の試聴会が終わりました。
今回の試聴会はみなさん満足されたんじゃないでしょうか。
なによりCX-A5200とMX-A5200の実力を確認できたのが大きいです。ヤマハのAVアンプユーザーが多かったので数人は買う決意をできたかと思います。
えっ、俺はてか?・・・まだ、旅の途中さ・・・(優柔不断)。Auro-3Dが無いのがなー、ぐぬぬてのは正直ある。だって、シャンデリアの代わりにスピーカー吊るしたいやん?
ただ、CX-A5200がやはり次のAVアンプ第一候補級というのは間違いないです。
そして、一番の収穫は「映像と音楽によるAVの楽しみを再認識できた」というところですね。プロジェクターやアンプの力もありますが、好きな時に好きなものを見て聞いて感動できるAV(オーディオ・ビジュアル)って半端ねえ!と思いました。
最後、帰り際に山本先生にありがとうございました、HiViいつも見てますと言いましたが、「あっ、どうもどうも」みたいな感じで返事もらいました。忙しいのに話しかけてすいませんでした。
山本先生とヤマハとJVCの皆さん、貴重な時間ありがとうございました。
今回はこんな感じです。