うさぎ部屋でもイイ音で聴きたいんじゃ!

苦情にビクつきつつマンション賃貸8畳間よりオーディオ・ビジュアルを楽しんでいくブログです。

Mcintosh MCD201 + MA6900でバランス接続を試す!試聴編(MA6900の罠)

こんにちはUSAMARUと申します。

前回の続きになりますが、実際にMCD201 + MA6900でバランス接続を試聴していきます。

 前回↓

usamaru.hatenadiary.jp

 

音源はハイブリッドSACDDiana Krallさんのアルバム「wallflower」より「california dreamin」を聴いてみます。SACD層で聴きます。

f:id:USAMARU:20180623015019j:plain

この曲はTHE MAMAS&PAPASのカヴァー曲で静かな入りながらもDiana Krallの心地よいハスキーボイスとバイオリンからなる弦楽器から始まり哀愁を漂わせた歌で私のお気に入りです。

MCD201のアンバランスではヴォーカルは生々しいのですが弦楽器の高音の伸びと解像度が低いという印象がありました。では聞いていきます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー

MCD201バランス出力

DSD2.8MHz/1bitで試聴中。。。。

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーー!

お前本当にMCD201かぁ!!!!!?????

 

今までのMCD201からは聞いたことが無い高音が艶やかな鮮烈な音が広がります。

ヴォーカルの歌声はゴージャスになり全体的に音のレンジが広がりました。

各楽器の分離が感じられ音に立体感がでています。

総合的にはOPPO UDP-205に近くなり解像度が高くなっています。

 

試しにアンバランス接続の方に切り替えましたが聞き慣れた音が飛び出してきます。

ちょっとホッとしましたが、やはり解像度が下がりますが、バランスよりヴォーカルの声がひきしまりこれはこれで好きかなと思いました。

 

次の音源はシングルレイヤーSACD平井堅さんのアルバム「THE CHANGING SAME」より「Love Love Love」です。

 

f:id:USAMARU:20180623015044j:plain

前回少し話した平井堅がPlay station cameraの前で歌っているやつですね。

入りの独唱部が特徴的で生々しい声はスピーカーの存在を完全に消し去ります。

ただ、その後のリズム音は少し埋もれ気味で平井堅が一人で踏ん張るような形にはなります。

バランスではどうなるか聴いてみます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー

MCD201バランス出力

DSD2.8MHz/1bitで試聴中。。。。

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ゴージャスになったね!

 

先程と同じ傾向で音の立体感が増し音場は広がり解像度が上がりました。

平井堅の歌をみんなが盛り上げリズムをとっていた感じがしっかりと演奏されライブ感を感じます。

ただ、最初の平井堅の歌い出しから違和感を感じました。

アンバランス時の生々しい歌声では無く、平井堅がマイクで歌っている感じです。

スピーカーから音が出ているというのがはっきり分かります。

正直にいうと、この曲に関してはアンバランスが断然好きです。

リズム隊の音質は犠牲になりますが平井堅のような圧倒的歌唱力の持ち主やJazz系の男性ボーカルは特にアンバランス側が適していると思いました。

女性ヴォーカルに関してはバランス側の新鮮な解像度のある方が楽しいです。

これはその後SHANTIさんの「Time After Time」やDAOKOさんの「打上花火」を聴いてみて確信を持ちました。

 

ちなみにOPPO UDP-205も試しにバランスとアンバランスを切替えて聴いてみましたが、バランス側のレンジの広がりを少し感じました。アンバランスは少し引き締まってるかなというように思います。

ただ、傾向は同じでUDP-205特有の解像度の高いスッキリめの音です。

どちらかはお好みかなという感じです。

 

しかしMCD201は変わりすぎというぐらい音が違います。

端子でここまで違うかという感じで、DACが今は無きマルチビットなのでそうい所が昔はあったのかなーと考察したりしていました。

ふと、そういえばMCD201のアンバランスケーブルは短すぎて曲がってるので、実は不具合起きて奇跡の生々ヴォイスが聞けてるのかなと考えました。

ケーブルで音が変わる!何かを変えたら音が変わるんだー!!!というのがオーディオマニアさんの常識です。

私は生温かい目でそれを見ていましたがまぁそこまで言うなら少し変えてみますかという事でUDP205のアンバランスケーブルを抜き、MCD201に差し替えました。

そんならもう一度平井堅を聴きますぜ〜ということで「Love Love Love」スタート♪

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー

MCD201アンバランス出力

DSD2.8MHz/1bitで試聴中。。。。

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ゴージャス!!!!!!!

明らかにゴージャーーーーーーース!!!!!!!

 

何でアンバランスでゴージャスになんだよ!

さっきまで生々しかったじゃねーかよ!

ケーブルが問題だったのか???

 

先程までMCD201は「TAPE」端子にUDP-205は「CD2」に接続していました。

それをUDP-205のケーブルを抜いてMCD201に接続したので「CD2」で聴きゴージャス化したことになります。つまりはUDP-205と同じことが起きています。

とりあえずMA6900側のアンバランス端子接続先を先程のMCD201に接続して、ケーブルの問題か全パターン確認することにしました。

これで正常なケーブルにてMCD201を「TAPE」端子で再生する事になります。

 気を取り直して「Love Love Love」スタート(震えながら再生ポチ)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー

MCD201アンバランス出力

DSD2.8MHz/1bitで試聴中。。。。

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

堅!お久しぶり!

いや、平井"Play station camera"堅お久しぶり!(Play station camera引張りすぎ)

 

めちゃくちゃ生々しい声が聞こえてきます。

UDP-205でも確認しましたがやはり傾向は同じです。

ただ、UDP-205の「TAPE」端子はMCD201より生々しさは下がっていたので機器による音の個性は反映されているようです。

 

これで分かったことは、音の大きな傾向はケーブルや出力ラインというよりMA6900の端子で大きく変わるということでした。

ライン出力方式と機器による変化は少し感じました。ケーブルによる変化はまったくわかりませんでした(ケーブル長さが違うだけで型式は同じだからかな)。

ただ一番の変化、いや問題と言っていいのはアンプへのケーブル接続先で音が変わるということです。

つまりはプリメインアンプのMA6900に私のシステムは支配されています

何で端子で音が変わんだよ!端子の名前は飾りじゃねーのかよ(泣)

端子ごとにプリの音質変化つけてんじゃねーよマッキン!

 

私の理想はアンプは音の色付けはしていいが、基本的にソースである上流側か実際に音を発するスピーカーで音が決まるべきであると考えます。

これで音源によって色々な楽しみ方ができるというのと、スピーカーならセッティングの腕が試されるからです(まぁ私は現状セッティングなどしていないに等しいですが)。

アンプはプリアンプ部のイコライザーで音を調整したり、ミキサーで音を変化させたりとできることはありますが、私はあまり興味が無く簡易的なプリセットがあれば試してみようかなという感じです。 

それはいいのですがこんな端子で変化されたら、何かを調整してもどうせアンプの端子毎にこってり味付けされてるからな・・・と考えてしまい冷めてしまいます。

逆にそれを楽しめよ!とかマッキンなら味付けされてるのは当たり前だろハゲ!いう考え方もありますがどうしても受け止められません。

マッキンサウンドといっても限度があると感じます。

 

端子で音が変わるって昔は(ていうか今も?)普通だったんでしょうか。今まで一緒と思っており考えたことも無かったのでワーワー云うております。

ワーワー云うてもしかたないので(tofubeats風)全部確認する必要があります。

 確認結果で今後の展開を考えます。

よ〜し、こうなったらMA6900の謎をとことん解明してやるぜぇ・・・。

 

つづく

usamaru.hatenadiary.jp